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モテない、モテたいあなたへ

くやしいだろう。つらいだろう。
誰からも愛されないことは。
明日自分が死んでも世界中に数多いる美女誰一人として涙を流してくれない。対して某若手俳優の自死には数多の美女が涙したことか。

こんな状況になったのはどうしてだろう、、、

顔も頭もそこまで悪くないし、そこまでダサくもない。むしろ自分より劣っている奴の方が得意げに良い女を連れて歩いているじゃないか。
たまたま自分の周りには魅力的な人がおらず、モテないだけ、たとえ良い機会があれどモテなければ、女のせいにする。
全ての責任は自分ではなく、周りのせいだと甘ったれた思考に陥る。
ちがう。

モテない100パーセントの責任はあなたにある。

現状はあなたのこれまでの決断の積み重ねであって、その決断は紛れまなくあなた自身がしてきたのだから。
世界に目を向けると、自分の意思ではどうしようもない状況が多々ある。徴兵制があったり、貧困により自分の臓器を売り、その日満足いく食料の確保できない少なくない人たち。死が手の届く範囲で具現化している人たちに自由な決断は許されない。対してここ日本はそのような切迫した状況になく、生存ラインは高い水準で担保されている。生理的な欲求を満たした上で高次の承認欲求を満たすことを考えれば良いのだから、なんと幸運なことか。

なぜ自分はモテないのか?

人として魅力がないのだ。正確に言えば、あなたが魅力的に思う女性があなたに惹かれる要素が欠如している。
その屈辱的な現実を受け入れることできるか?
高校まで私のアイデンティティーは周りが知っていた。それが大学に入り、私を知らない人に囲まれた途端に消失した。そう自分のアイデンティティーや魅力だと思っていたものは幻想に過ぎなかった。私は二十歳前後で自分の魅力不足でモテない現実に直視できた。魅力的になること、そして相手にそう魅せる努力が私には必要であった。
モテるためにはまず出会いの数を増やさなければいけない。手っ取り早いのがナンパであった。
私はキャンパス内で声をかけ始めた。同じ大学に通う安心感なのか、意外と話してくれた。次に全く関わりのない女性をナンパしようと街で声をかけ、そしてクラブナンパに傾倒した。クラブでのナンパは刹那的に同じ空間を共有するため、様々な体験ができた。私は単独のナンパにこだわった。複数人で行くと結果が必ずしも自分に帰結せず、自分以外の変数を排除したかった。とにかく自分の魅力でモテたかった。それが空虚な生活に唯一彩りを与えてくれると信じていた。

全身が写るほど大きな鏡をあった。そこには惨めな男が立っていた。
その男の目は絶望に満ちていたが、ほんのわずかに光を感じた。



私は変態です。変態であるがゆえ偏っています。偏っているため、あなたに不快な思いをさせるかもしれません。しかし、人は誰しも偏りを持っています。すると、あなたも変態と言えます。みんなが変態であると変態ではない人のみが変態となります。そう変態など存在しないのです。