220131-暮らし文化-冬の味 ささよ汁をいただく。
約束の時間を過ぎて、島のお母さん宅へ
用事は終わってしまったものの、お茶に上がらせてくださった。
海の仕事、のりの仕事についてお話を聴くことができた。
お昼前になると、島のお母さん「よかったら、これ飲んでいって。魚は入ってないけれど。」
鯖とはまた違った濃厚な独特な香り、もったりと味噌と絡んだ香り。そして、よく味の染みた大根。
食べ進めていると、島のお母さん「これがささよ汁よ」
昨年から聞いていた、島の冬の味 ささよ汁を 偶然にもこの日頂くことができた。
おじ「ささよ っていうのは、ここでの呼び方だよ。学名はイスズミ っていったけな。」
朝の干潮を狙っておじがのりを採りに浜へ出た際に、伊勢海老漁の網にかかったささよをいただいたらしい。
と、、色々教えてもらっていると
島のお母さん「魚の身も食べてみる?」おかわりを出してくださり、ご好意に甘える。(クセが強い魚だから、最初は汁だけで無理をさせない様にしてくれていたようだ。)
島のお母さん「皮に脂がのっていて、うちのひと(おじ)は身は食べずに皮が好きななのよ」
作り方は、ささよの内臓とエラをとって、開いたら、水からだし汁と野菜で煮て、味噌で味をつける。青みには明日葉を加えていた。ささよも、大根も明日葉も全て地のもので出来ていた。
「今度、ささよがとれたら、あなたが作ってみる?」楽しみがまた一つ増えた。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?