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【「LIVE A LIVE ライブ・ア・ライブ」を語る】

こんにちは。

【心に残ったゲーム】

ふらふらとnoteのお題を眺めていたら、興味を引くテーマがあったので急遽書き始めるに至りました。

【心に残ったゲーム】と聞かれて、私のなかで真っ先に浮かんだ作品は「LIVE A LIVE」でした。

【作品概要】

この「LIVE A LIVE」という作品は、1994年9月2日にSQUARE ENIXが発売したものです。

ジャンルはRPGですが、その内容は一風変わったものです。
まず、以下に示している場所も時代もまったく異なる7つの独立した世界で、それぞれの主人公を操作して物語を進めていきます。

原始編…言葉の無い世界では、ニオイがたよりだ。》
幕末編…迷路のような城に忍び、要人を救出せよ。》
クンフー編…3人の弟子の中から奥義継承者を選べ。》
西部編…トラップを仕掛けて、ならず者達を撃退せよ。》
現代編…相手の必殺技を盗み、最強の格闘家の座を目指せ。》
近未来編…テレパシーを使って本音を探り、真相に迫れ。》
SF編…頭を使い、宇宙船をパニックから救え。》
全てのシナリオをクリアすると、中世編が選択可能になり、物語は核心へと迫ります。

SQUARE ENIX ホームページより引用

これら7つのシナリオを攻略すると【中世編】が現れ、そしてその後には【最終編】としてそれぞれの世界の主人公たちが一堂に会し、物語の真相が徐々に明らかになっていきます。

以下ではそれぞれのシナリオの概要として、ゲームのなかから引用したものをまとめています。

【原始編(接触)】
はるか昔の原始時代。
キビし〜い長老のもと相棒のゴリと気ままに暮らす少年が、かりを許される年になった日・・・・
会話のない時、代人は強い嗅覚を持っていた。
においをかぐ事で 獣の居場所や危険などを知る事が出来たのだ。
【幕末編(密命)】
時は幕末
この天地動乱の時代にも影ながら生き続ける「忍び」に密命が下った・・・・
敵の城へ潜入し数々の敵や からくりを突破しとらわれの人物を救出せよ!
なるか100人斬り!?
【功夫(クンフー)編(伝承)】
所は中国、大志山という山に拳法使いの老人がいた。
年老いてきた彼はその拳法を受け継ぐ若者を探す・・・・
3人の弟子を探し出し体力・速度・力の修行を行う。
どの弟子が後継者となるかは老師の修行のつけ方しだい。
【西部編(放浪)】
アメリカ大陸 西部開拓時代。
放浪を続ける おたずね者が無法者達におびやかされるサクセズ・タウンにおとずる・・・・
ワナの材料を探し町の人々と協力してしかけ無法集団クレイジーバンチの襲撃をむかえ撃つのだ!
【現代編(最強)】
世界に点在する、あらゆる格闘技の奥義を身につけ
『最強』の座を手に入れようと野心をする若者の激闘!
ムエタイ・プロレス・ルチャ・骨法・サンボ・スモウ・・・・
すべての格闘技の必殺技を、その肉体で受け習得するのだ!
【近未来編(流動)】
今よりちょっとだけ未来。超能力を持つ少年がいた。
人々の本音を見すぎケンカにあけくれる日々だったが・・・・
人の心を読む事が出来る読心能力を持っている少年・・・・
はたして古代ロボット魔神ブリキ大王は復活するのか!?
【SF編(機心)】
地球にむけて航行中の貨物輸送船コギトエルゴスム。
その中で今、新たな生命が生まれつつあった・・・
船内で次々と起こる事件・・・・
メカニックのカトゥーに作られたばかりのロボットも乗組員達と共に巻き込まれて行く。
【中世編(魔王)】
西の山に勇者有り・・・・
強き心 強き力を持ち 勇ましき姿となりて・・・・
魔王を打ち砕かん・・・・
東の山に魔王あり・・・・
邪悪な心 邪悪な力を持ち 邪悪な姿となりて・・・・
全てを憎むものなり・・・・


【感想】

約25年も前に生み出されたことになりますが、その内容は作り込まれていて更にやり込み要素も豊富です。

そして、最大のポイントの一つが、大人になってからこのゲームを再びプレイすると物語の内容が目を見張るほどに奥深く、思わず心震わせるような場面も多く含んでいることです。
それぞれのシナリオに「部族間闘争」「師の継承」「人間と機械の共存」「科学・軍事・宗教」「信じることとは」といった、なかには現代にも通じるようなテーマが含まれています。

正直なところ、物語の内容もゲームの難易度も多少難しい部分があります。子どものときは、内容もいまいち理解できないままとりあえずストーリーを進めていた記憶があります。
しかし、大人になってからの感覚はそれとは大きく異なり、一つひとつの物語の奥深さに心を打たれてしまいます。

大学生の頃、帰省するたびにスーパーファミコンを起動させていましたが、不覚にも目に涙を浮かべながらプレイしていました。

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以上、簡単ですがまとめてみました。
おそらく知名度は他のスクエアの作品と比較して高くありませんが、個人的には大人になった今でも、否、大人になった今だからこそ面白さ・奥深さを実感するゲームだと思っています。

気になった方はぜひ、一度「LIVE A LIVE」と検索してみてください。

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