永い夢/短歌10首-in the sea Vol.7
手の中にぼろぼろの夢残してさ、それでも僕は大人になれた?
このところねむってばかりで眠り姫 起きなかったらキスしに来てね
曖昧な感情に封をしたままで一輪挿しを枯らす僕たち
さよなら 私がこれから乗る電車 深夜特急ユートピア行き
駆けてゆく 現在地すら分からずに握りしめるは夢と花束
会いたさは空いた差 ここに居ない君のことだけ考える愛の差
白波が寄せては返す宵の口 永遠みたい、と君は笑って
揺れる火をずっと見ていた 揺らぐ日が大切だとか思い出してた
街並みはモノクロだった 僕だけに色がついてた いつかの憧憬
それなりに生きているはず そのつもり 永い夢から覚めないままで
コンビニのコピー機から出力可能です。
気が向いたら、どうぞ。そこまでの感情にさせられたなら嬉しいです。