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「考える」をやってみた

1、この記事を書いた目的

 「考える」って多分みんな普段から自然とやっていることだと思います。でも「人は考える葦」という言葉が受け入れられている一方で、「下手の考え休むに似たり」とか「案ずるより産むが易し」とか”Don’t think. Feel !!”とか、必ずしも考えることってポジティブなイメージばかりではないですよね。だから「考える」を上手に使うために、考えることのメリットとか考えることによって得られる恩恵みたいなものを整理しておいて、必要な時に有効な手段として「考える」を使いこなせたらいいんじゃないの!?と思って、実際に自分が「考える」を意識的にやってみた記録と結果を記事にしました。最後まで読んで頂けたら嬉しいです❗️

2、実験「悩み」について考える

 今回「考える」をやってみるにあたり、まずテーマを準備しました。今回のテーマは「悩みとは」です💡やっぱり、実験とはいえせっかく考えるので、何か役に立つ結論でも出てくれば良いのですが・・・それでは早速やってみましょう。

頭の中で実際に考えたこと(以下「頭」)「悩みって何だろう?」

頭「悩みって、嫌な気持ちになって考えちゃうことだよね。悩みがあると楽しめないから悩みなんて無くせたらいいのに。どうやったら悩みってなくなるんだろう?」

とここまで考えたところで唐突に気になったのが、「悩」という漢字。心を表すりっしんべんに、謎の右側。

頭「悩っていう漢字はりっしんべんに・・右のこれ何だろう?」

カタカタ・・・(検索中)

頭「なるほど、右のこれは人の頭を表しているのか。ふむふむ・・左がにくづきになると脳だから、人の頭を肉体軸で見ると脳、精神軸で見ると悩ってことね。ん?ということは昔の人は人の頭には悩みが付きものだと捉えたってことか。」

自分の場合、こんな感じに発想を繋げて考える取っ掛かりを探します。

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頭「悩むのは人のサガとして、じゃあ悩みが無い状態ってどんな言葉になるんだろ?解決とか解消かな?」

カタカタ・・・(検索中)

頭「悩むの反対は悟る!なるほど。じゃあ解消の反対は?」

カタカタ・・・(検索中)

頭「解消の反対は滞留!?それはちょっとイメージと違ったかも。てことは、悩み事を解消していっても、悩みが無い状態にはならないってことか??」

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頭「まとめると、悟りっていうのは悩み事が生み出されない状態で、悟るまでは悩みは常にどこかから生み出されてくるから、一つ一つを解消していっても悩み事がなくなることはないと・・・。悩み事をなくすのは難しそうだ。悟るっていうのは、ありのままを受け入れるってことでいいのかな?うーん。」

ここでまた思考が横道に逸れる。

頭「ところで悩み事の発生源って何だろう?悩む時って、嫌なことがあったり自分の嫌なところだったり、苦手な人との付き合いだったり・・要は出来事や人間関係が悩み事の発生源?いやいや、同じ出来事でも人によっては平気だし、自分が苦手な人をみんなが苦手かっていうとそうとも限らないな。ってことは、人とか出来事があって、それに悩み事の根源になる何かが反応して、悩み事が生まれるってことか。」

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頭「うーん、てことは悩み事の根源を理解して発生しないように対処する=悟るってことになるのかな??わからん。“悟る“で検索してみるか。検索本当便利w」

カタカタ・・・(検索中)

頭「物事の真の意味を知る。と、仏教では迷い・煩悩を去って生死を超えた永遠の真理を会得する。か。分かるような分からんような・・・ただハードル高いことは良くわかった。しかも煩悩を去ってって・・・煩悩って煩わしい悩みだよね。悩みじゃん。何だろうな、悩みを無くすには悟る必要があって、悟るっていうのが悩みを去る(捨てるってこと?)って意味だとすると、悟るっていうのは悩みをなくす方法じゃなくて、悩みが無い状態のことか。じゃあ悩みを無くす方法は・・・修行??」

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頭「仏教の修行って、欲を捨てるってことだよなぁ。ってことは、もしかして悩みの根源って欲なのか?うん、改めてそれはそんな気もする。欲かぁ・・・欲ってなんだ?」

「欲」の考察に続く・・・のか?

3、「考える」から何が得られたか?

今回は「悩みとは」という如何にも哲学的な、結論が出なさそうなテーマをあえて選んでみました。考えることって、なんとなく結論が出ないといけないと思っている人もいるかも知れませんが、結論が出ることが全てではないと思うんです。むしろ結論に至ることが出来るのは普段考えること全体からするとほんの一握りではないかとも思います。では今回の「考える」で得られたものを列挙してみます。

・自分が知らないことが見えてくることによって生まれてくる、「知りたい」という気持ち。それと調べたことによって得られたいくつかの豆知識(悩という漢字の由来、悩みの対義語、解消の対義語)

・悩み事の発生メカニズムのイメージ(図)

・悩みは欲から生まれている(かもしれない)という仮説

正直、それほど大層なものはないです。けれど、例えば今回得られたものから少し飛躍して、

・(悩み事は人間ならあって当たり前だから)「敢えて悩み事こだわったり気にしたりしない視点」

・「“現実での出来事が自分の欲求とそぐわない状態ですよ“のサインだと割り切る視点」

・「悩みを深掘りするとその人の欲求を知ることが出来るかもしれないと言う気づき」

を得ることもできました。

 こうして得られたものに本当に意味があるのかないのかは自分にもまだ分かりません。けれども、少なくとも今回「考える」ことによって、漠然としていた「悩み」というものが少しイメージ化できました。

 それに、「悩み」を現実と欲求のギャップを知らせるサインと捉えることによって、悩み事=自分自身を理解するための好材料として自分の中で再設定することもできました。

 最後に、結論は出なくても良いと書きましたが、例えば今回の気づきを踏まえて敢えて何か結論めいたものを発信するとすればそれは、

「悩み事はただの欲求通知!満たされないことに捉われず、満たす方法を考えよう!」です。

 まとめると、「考える」ことによって得られるものは、①自分が何を知らないか、②イメージ、③仮説、④新たな視点と気づき、(⑤結論)です。

4、おまけ

ドライな対応

「彼女がかまってくれなくて悩んでます!苦しいです!」

 はい、その悩みはあなたが“かまってちゃん欲求“を持っていると言う証拠であるとともに、現在の彼女の行動ではその欲求が満たされないと言う単なるお知らせです。その欲求を自重することができないのであれば、欲求を満たすために何が出来るか考えましょう。基本的に人はそう簡単に変りません。だから彼女を説得するのは諦めましょう。

①あなたが今の彼女の行動を受け入れるか、

②欲求を満たしてくれる別の人と付き合うかではないでしょうか?

 どちらも選択しないのであれば、状況は変わらないので、お知らせも引き続き届くと思います。

略奪

 「彼女がかまってくれなくて悩んでます!苦しいです!」

 そうなんですね。あなたみたいな素敵な人をほっとくなんて、ひどい彼女ですね。私だったらそんなおもいさせないのに!その子と付き合ってても辛いだけだとおもいますよ?私でよかったらいつでも悩みを聞くので、またいつでも連絡してくださいね!

共感的対応

「彼女がかまってくれなくて悩んでます!苦しいです!」

なるほど、かまってくれないのが苦しいのですね。

「はい。辛いです。」

それは辛いでしょうね。

「そうなんですよ、僕は彼女のために努力して、褒めたり、彼女が好きな服装をしたり、部活でレギュラーを取ったりしてるのに、全然こっちをみてくれないんです!」

あなたは彼女の気を引こうとたくさん努力しているんですね。

「そうなんです。でも分かってくれなくて・・はぁ」「何が悪いんでしょうか?」

なるほど、あなたは、あなたに何か問題があるから彼女がかまってくれないと思うのですか?

「はい。きっともっと上手くやれると思うんです。あなたは僕には問題がないと考えているんですか?」

あなたに問題がないかどうかについては私にはわかりません。ただ、あなた自身がうまくやれていないのが原因だと考えていると言うことは良くわかりました。自分を責めているのですね。

「うーん。どうかな。自分を責めていると言うよりは、自分の努力を彼女にわかってもらいたいと言う気持ちかな。」

彼女にあなたの努力が伝わっていないように感じると。

「そうですね。彼女のためにやっていることに、気付いてもらえていない気がします。・・・あー。でも彼女のためというか、自分のためなのかも知れません。」

なるほど、自分のためというと?

「かまってもらうための努力なので、自分のためかも。」

かまって欲しい気持ちを叶えるための努力だったかも知れない、ということですか?

「はい、そうですね・・・なんだかちょっと気持ちの整理ができたかもしれません。」

 今回は少し長文になってしましました。有料ではとても出せない乱文・拙文ですが、最後まで読んで頂けたとしたら感謝しかありません❗️何かを得るため、と打算的にならずとも、考えることって本来とても自由で純粋に楽しいことだと思っているので、この楽しさをいつかきちんと伝えられるようにもっともっと文章作りを練習します✨

(目に止めてくださった方々の“スキ“がとても大きな励みになってます(*´ω`*))これからもどうぞよろしくお願いしますー♪

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