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最後の15の夜

今日は、6月21日。最後の十五の夜です。この、タイトルを見て分かるように、めちゃくちゃ尾崎豊に感化されているのが一目で分かるのですが、今日はある意味、自分のためにあるものです。なので、少し内容が個人的なものもありますが、意外と為になるかもしれません。是非最後まで読んでください。

君は、いろんな人から嫌われていたね。でも、そのままでいいんだよ。その、ピュアな心のままでいいんだよ。周りの友達と、話が全く通じなくても良いんだよ。周りの人から、仲間にされなくてもいいんだよ。

自分の人生の主人公はあなたなのだから。

君は、いろいろなものにハマっていたね。中学1年生の時は第二次世界大戦、中学2年生の時はアパルトヘイト、3年生の時は三島由紀夫を一人で図書館に籠り、孤独を極めながら研究してたね。君は、すごいと思うよ。何冊もの本読み、大学の教授が書いた論文を一人読んでいたね。自分の興味に誠実だったのはすごいよ。

でも、そのような事を周りの人から褒められたことは無かったよね。むしろ、何してるんだよって疑問の目を向けられていたね。誰も、君を理解してくれなかったね。彼らが大人になったら、ちょっとぐらい理解してくれると良いね。

先生や社会に反抗していたね。先生が1番か弱い大人と知りながらも。一人で、いろいろな所を歩いたね。首相官邸前のデモを一人で見ていたね。いろいろな所を歩きながら、悩んでいたね。この、社会の真理の答えを求めて、いろいろな本を読んでいたね。明確な答えをないと知りながらも。

ある時、丸の内のビル群を歩きながら、ビルの鏡に映る自分を眺めていたね。みんな、上からの視点で物事を捉えていたね。下からの視点を見向きもしない社会の一片を見たね。みんなが永遠の成長を求めて、上ばかり見ていたけど、君はしっかりと足元を眺めていたね。そんな、君は逞しいよ。

君は、哲学にハマっているね、特に、ニーチェやバタイユ、ソクラテス、プラトン、デカルトから大きな影響を受けているね。哲学を学ぶ事は、また周りの人から嫌われると思うけど、たくましくいてね。

ここからが私に言いたいこと。

君は、まさに誰もいない虚無の空間で、一人悩んでいるね。その悩む事が重要だとわかっていてね。何事も疑ってから始まると思うんだよね。人はこの限られた時間の中で生きているんだ。この、いつか終わりがくるこの人生はあなたのものなんだよ。他人の人生を生きないでね。誰からも理解されずに、1000里の道を孤独と向き合いながら歩いているね。でも、その歩く事が重要だと思うんだよね。重要なのは、結果よりもその過程にあるんだよ。いつか、自分に愛する人ができた時は、しっかりと「愛」を与えるんだよ。でも、その愛というものはなんだろう。それを一緒に愛する人と考えていてね。あなたは、ある意味特別な人なんだよ。でもそれはあなただけじゃない。人間みんな特別な存在だよ。今はまだ高校生だから良いけど、将来社会に出ていくことになった時には、自分の純粋さを忘れないでね。自分の、子供らしさを忘れないでね。そして、何事にも全力で取り組んでね。周りからバカと呼ばれてもいい。君はしっかりといろいろな人の話を聞くんだよ。みんなの話を。

人生に明確な答えなんかない。でもその答えを探すことが人生だと思う。

そんなことを考えていたと、忘れないでね。

人は生まれながらに、支配されている。その支配から逃れる事はできない。でも、そこで諦めてはいけない。常識を徹底的に疑い、環境に甘えることなく、自分の人生を生きろ。そして、自分の「純粋さ」、「愛」、「希望」、「柔軟性」を忘れてはいけない。

尾崎豊、ニーチェ、三島由紀夫、ソクラテス、そして自分と関わってきた全ての人が、君を見つめていると思いながら生きてね。

Happy Birthday!!


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