川咲道穂

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川咲道穂

noteあまり更新してないです。 広島 自著・『ヒューマンライツ』『余白を塗る』 企画編集・『伍糸布集』『伍糸布集 軽舟過ぐ』 参加・『クジラ、コオロギ、人間以外』(犬と街灯) 『凪組Anthology2024』(青い凪の会) ココア共和国(佳作6回) 文芸思潮現代詩賞入選

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  • 三日月のお宿 (詩を投稿します)

    詩を投稿します。

  • 随筆、雑記、日記、諸々のこと

    日常の小さな物事なんか書きます。

  • 英語勉強のための練習日記

    英語勉強のために日記を書きます。英語は小学生レベルなので、AIと辞書に添削してもらいながら続けていきます。

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書籍や掲載、受賞など

覚えておくのが苦手なので備忘録です🐥 もっと書き足せるよう頑張ります🐥 〈著書〉『Human Lights』『余白を塗る』 Amazon、空の鏡社HPなど。 (配信休止中の書籍『夜珠の雫』『オリフィスの虜囚』)オリフィスの虜囚は『余白を塗る』に収録しています。 〈賞との戦い〉 第19回文芸思潮現代詩賞入選「月下の送別」「髪の命数」「解離、どこに落ちるのか」 〈参加・投稿〉『クジラ、コオロギ、人間以外』(犬と街灯)「あの信号が赤になるまで」 『凪組Anthology20

    • となりで

       いま夏が来て  雑草だけが高く  声遠い祈念碑から  綺麗な花は咲きましたか  問う人は冷たい灰のなか  世界が誇る美しい未来都市に  祈念碑など初めから  アダージョ・カンタービレ  骨の浮き出たあの人の隣  わたしは確かにいた

      • 「青空の足元で」

        今日からいっしょに歩こうね あの足跡まで歩こうね 明日が生まれる前に出て 終電時刻の二つ前 今日からわたしはだれでしょう 有刺鉄線越えたから リュックひとつに詰め込んだ いのち重いだろうね?と奪う 句読点を打つさようなら 愛と心とわたしの子 それは旅立つ前の日に Hotchkiss 詰め寄せ綴じられた どうぞ写真はご自由に 歴史が求める顔を指示をして どうぞ空だけ青いまま

        • (「夜珠の雫」より)

           人は坂道を転がり落ちながらも、空を見上げる瞬間がいくつもある。その度に落ちていく悲哀と空の青さが心に沁みるのである。そうして私は空を見上げるたびに一輪の花に想いを馳せる。  空に花は咲かない。いつだって地面から顔を覗かせているばかりなのだ。  その花は渡り鳥達を妬み、羨み、降りてきた羽根に話しかけては自らの境遇との差に、根を少しずつ枯らしていくのかもしれない。  けれど私には鳥よりも、根腐れした花の方が大空の自由さを思わせて惹かれるのである。

        • 固定された記事

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        記事

          入梅のころ

          入梅雲居の空、気怠く体起こし窓際より認めるのは朧な日の光。 懇意であった友の晴れ着、見交わすこと叶わず、往時の喜びを思うにつれ昔が今に淋しさ覚える。

          入梅のころ

          隅の老人

          隅の老人 おじいさんは体を洗う余力もなく 訪ねる人もない部屋を暖める 年金の日だから美味しいものを 半額のちらし寿司とパウチのおかゆ 公共料金の請求書を泥だらけにして渡したので 嫌な顔されたが溜め息は耳に届かなかった ATM に老人が並んで 若者は物欲しそうに見つめている 小便漏らしたおじいさんは 廃棄弁当を思い出しながら帰る

          可笑しな気分 

          四月に入り、世の中は浮足立ちお花見などしながら、今年度は何が出来ようか、などと話している。私も例に漏れず広島市内中心部へわざわざ出向き、「桜、きれいだ……」と感傷に浸った。 このところは円もお安いようで、海外から訪れる旅行客が街を賑やかにしている。私は海外に友人を持たないが、こんな機会であれば一人くらいは作れそうな気になる。そうなったところで、かなしいことに彼と私の間には翻訳AIが同居するだろう。 急に雑文を記し始めたのにも、恐らく春這い出る虫の如く、急速に湧き上がるエネルギ

          可笑しな気分 

          スタンディング

          今日初めて原爆ドーム前のスタンディングに参加した。凄惨な状況を呈しているウクライナ、パレスチナでの人道危機に対し、改めて反暴力の意思を示したいと考えたためである。 原爆ドーム前でスタンディングが実施されていることは、作家の小山田浩子さんや吉美駿一郎さんがSNS上で発信される情報から既知していた。 スタンディングが始まる前からベンチに座り、ピースマークを掲げ静かに訴えた。声高らかな活動はむしろ反発を生みやすい。 静かに、ただ無言で原爆ドームを拝しつつ掲げた。海外からの来訪者は

          スタンディング

          新刊『余白を塗る』発売開始!

          川咲道穂の短編集『余白を塗る』が3/3発売開始となりました! 三世代にわたる18もの作品を収録した一冊となっております。 日常にさりげなく宿る美しさにフォーカスし仕上げられたと思います。 収録作品 ・余白を塗る ・たんぽぽ ・ひっこしともだちさみしいきもち ・老雪と犬 ・雨に降られて知らぬ人と ・タンスの引き出し ・ながれぼし ・月の五線譜 ・はしゃぐボロのこと ・エトランゼ ・我が子のササクレ ・あわわわわ! ・岩どけてダンゴムシ追い出す仕事

          新刊『余白を塗る』発売開始!

          Tuesday, February 6, 2024

          I received a testimonial and commemorative item recently. That is modern poetry contest, but I hadn't got the highest award. My poems barely won a prize in the contest. But I'm very happy.

          Tuesday, February 6, 2024

          Sunday, January 28, 2024

          I hadn't written in my diary for a long time; it's probably been a week. On Wednesday, I met two friends I hadn't seen in 8 years. I had a lively conversation, enjoyed plenty of yakitori and liquor. It was a very pleasant time. The day I

          Sunday, January 28, 2024

          Sunday, January 21, 2024; Tensions Within.

          I'm tense and nervous today; I can't understand why I'm feeling this way. I remember being annoyed yesterday. Possibly, I am seized with a feeling of impatience and irritation. I told myself ’Don't goof off!’ Another part of me told me to '

          Sunday, January 21, 2024; Tensions Within.

          Saturday, January 20, 2024

          The rain has been falling since it began at noon. I am worried about catching a cold; I already have the chills. I am trying hard to finish my remaining work.

          Saturday, January 20, 2024

          Thursday, January 18, 2024

          Today is very good day because I wrote four micro novels and poems. Besides that, I also worked on a long novel manuscript. I can't believe my concentration, but there seems to be no end in sight for the long novel manuscript.

          Thursday, January 18, 2024

          ペン回しのカッキー

           ペン回しのカッキーは晴れやかな人でありました。お仕事中も休みの日も笑顔でペンを回します。とある超人ショーに訪れた時のこと、司会者はこう尋ねました。 「とても素晴らしいわ。どうしていつも回しているの? 」 「ボンドでくっついたから外そうとしているのさ、ずっとね。客として来たんだよ」

          ペン回しのカッキー

          感情の矢

           人の悲しみと怒りとを吸い上げて落とし、襲い来る感情の矢を捌き続ける雲中の人よ。  お前自身は感情を失くしてしまった。時として刺さる矢を己のものとして錯誤し、なおも剣を振るい続ける。あくまでも強者として立ち向かう。  この雨のなか一滴さえ許せば、かわりに泣く者もあろうに。