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「タイヤ」を売りたくて「ミシュランガイド」を作ったお話し

「タイヤメーカー」から世界最大の「グルメガイドマップ会社」へ

タイヤを売るために、グルメガイドを作った。
当時の私はどういう意味だろうと首をかしげました。
そもそも、ミシュランは自動車用タイヤを製造・販売するタイヤメーカーでグルメガイドを発行する会社ではない。ではなぜグルメガイドを作ろうと思ったのか?

なぜグルメガイド?

まず、ミシュランからするとたくさん車を走らせて、タイヤを消耗して貰い、タイヤを買い替えてほしい。そこで考えたのが『美味しいレストランマップを作って、たくさん車を走って貰おう』作戦。
似たような戦略で事例を挙げると、「イベント」を開いて「絵本」を売ったお話し。
お笑い芸人のキングコング西野亮廣さん。
自身でイベントを企画しその帰りにお土産として絵本を配って、絵本を知ってもらう事から始めた。そうする事でまず知ってもらい、絵本の魅力に気づいてもらい、認知をとり、次回の購買に繋げる。というマーケティングだ。

なぜ「ずらす」のか?

直接アプローチをすると受け取り側からすると”売られた”という印象を持つ人もいるだろう。
そこで本来の目的とずらしてアプローチをかける事で受け取る側はいやな気持にならず受け入れてくれるという、人の心理を利用したマーケティングだ。

まとめ

「あえてずらす」という手法をとり、
本来の目的を達成していくというマーケティング手法もあーる。

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