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ADHDを受け入れる前は地獄だった話

人生おつかれさまです。発達ねずです。

昨年鬱病になり、休職期間中にADHDと診断されました。
不注意優勢のタイプでした。
鬱になった原因もこの不注意の特性によるものだったので、その話を少し。

僕は昔から要領が悪く、会社生活においては人の3倍時間と労力をかけないと同じアウトプットを出せなかったり、会議では内容を理解できずに会話についていけない、提出物のノルマや納期を守らないなどの問題行動を繰り返してきました。
普通落ちないような社内試験や資格取得も落ちたりするので、当然ながら昇進は遅れるし、毎年職場を異動させられていたので客観的に見て問題社員に認定されていたと思います。(いまも変わりませんが 笑)

こんな感じの生活を10年以上続けた結果、自尊心がマイナス1億ポイントくらいになり、何をするにも自信を持てなくなってしまいました。
そして人と関わるのが怖くなり、人を避けるようになります。

そのうち、この世こそ本当の地獄であると感じるようになり、夜眠りにつくときは「二度と目覚めませんように・・・」と真剣に願ったり、仕事中も常に心の中で「はやくこの世とサヨナラしたい」とか、「いま小さな隕石がふってきて、自分に直撃しないかな☆」なんて考えていました。
不謹慎ですが、誰かが亡くなったニュースを見て羨ましく感じるほど異常な精神状態だったわけです。

そんな生活も昨年ついに上限に達し、朝起きれない状況と著しい思考力の低下、通勤中の嘔吐が続いたことで病院を受診。鬱病と診断されたことで休職となりました。

僕はずっと「どうして自分はこんなにできないんだろう?」と思って生きてきたので、悪い部分を治そうと自己啓発本を読み漁ったり、ネットで対策を調べてみたりして何度も改善を試みてみたわけですが、一向に良くなるわけもなく、むしろ悪化していく状況に絶望していました。

根本的に何かがおかしい。何かが足りない。
周りと自分は何かが違う。
「自分をパソコンで例えるなら、変なプログラムがインストールされて能力が制限されている感じだ。」と思っていました。
まぁ結果的にはパソコンそのもののスペックが低かっただけなのですが。笑

ただ、ADHDと診断されたことで、この問題は根本的に何ともならない事だと理解でき、良くも悪くも人並みを求めることに諦める決心がつきました。そしてこの世が地獄であることは変わりませんが、地獄での暮らし方が少し見えてきた気がするのです。

今は前ほどの地獄感を感じていませんし、
この調子でADHDを受け入れて、少しずつ地獄ライフを良くしていきたいと思えています。


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