人生山あり谷あり 日本語講師の「冬」をどう乗り切るか
私は冬が苦手です
寒いし
日照時間も短いし
眠たくなるし
気分も沈むし
とにかくエネルギーが低下します
それと連動してか
オンラインレッスンも冬場は
たいてい暇です
長期でレッスンを受けていた学生が
辞めていくに加え
新規の学生からの問い合わせがない
私にとっては地獄のような時期です
だから
冬になると
いつも早く夏が来ないかなぁ～
と季節が暖かくなることばかり考えています
私が利用してる
語学サイトのAmaizing talkerでは
過去の売り上げが
折れ線グラフで記録されています
折れ線グラフを見ると
今までの時期で
収入の上がり下がりが
一目で分かります
ざっくりですが
過去の変動をグラフにすると
こんな感じです
2021年3月に
プラットフォームに登録
4月には本格的に講師の仕事をしだしたのですが
物凄くラッキーなことに
この頃台湾では
徐々にコロナが広まり
お家にいる人が増え
それにより
日本語を勉強したい人が増えたおかげで
未経験にもかかわらず
3ヶ月後の7月には
691ドル稼ぐことが出来ました
（完全にタイミングが良かったんだと思います）
決して物凄く稼げている
わけではありませんでしたが
それでも当時としては
想像していたよりははるかに満足の結果でした
毎日学生さんとレッスンしたり
授業の準備をしたりと
充実した毎日だったので
この調子で右肩上がりに上手くいくかも？！
と淡い期待を抱いていたのでした
しかし現実はそんなに甘くないんですね
恐らく自分のスキル不足・経験不足に加え
コロナも少しづつ収まってきたことで
みんな日常の生活に戻っていき
生徒の数は一人また一人と減っていき
最終的に講師を始めた1年後の
2022年3月の収入は
わずか41ドルでした
（学生1人だけの時期でした）
普通ならここで
もう諦めて就職するのが
まっとうな大人なのかもしれません
だって41ドルって
当時のレートで言えば5,000円くらいです
1ヶ月で5,000円なんて
普通に生活していけません
未来に対する不安も抱きながら
でも私はどうしても就職する気がおきず
かといってなにか営業活動や
SNS活動をするでもなく
結局何も生産的な活動ができないまま
もんもんとした日々を過ごすのでした
実家に住んでいたので
幸い支出はそこまでかからないのですが
それでも当時の心境的としては
相当病みました
（仕事は嫌いじゃないけど
その仕事自体がなければお金が入らない）
（かといって自分で仕事を作り出すほどの
バイタリティーは今の私にはない）
（そもそも
この先ホントに続けていくことができるのか？？）
（たまたまビギナーズラックで上手くいっただけで
そんなに教える才能ないんじゃないか？）
みたいな考えが
ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる
病み過ぎて
寝逃げするか
現実逃避に映画やアニメを
ひたすら見るかしかしていませんでした
（ほぼニート）
そしてこの時期に見た
あるアニメをきっかけで
BLの世界に足を突っ込み
見事に沼にはまり
立派な腐女子になったのはここだけの話です
ずっと踏み出せなかったイラストの投稿なども
この時期から始めました
なので今振り返るとこの時期はこの時期で
辛いながらも
それなりに楽しいこともありました
そんな病みつつも
腐女子としての頭角を現しだし
季節が暖かくなり始めて数ヶ月経った頃
ぽつりぽつりと
新しい学生さんからレッスンの申し込みが
増えてきました
前年の頃に比べると
人数はそんなに多くないのですが
それでも冬に比べて
夏の方が学生さんの問い合わせの数が
明らかに増えていましたし
自分の教えるスキルも
1年前に比べると格段に成長している実感を
感じられて
（やっぱりもう少し続けてみよう）
という気持ちになりました
同時に1年の浮き沈みを通して
1つの仮説が生まれました
恐らく私の場合は
冬は閑散期で
夏は繁忙期になる
という波があるようです
これに気づいてからは
翌年2023年の冬の閑散期は
そこまで病むことなく
こういう時期だから仕方ない
と割り切られるようになり
好きなイラストレーターさんや
漫画家さんのイベントに参加したり
腐女子界隈のお友達とオフ会をしたり
冬は冬なりの過ごし方を
するようになりました
予想通り
その後も好調不調の波を描きながら
それでも確実に
貯金も収入もスキルも自信も上がってきているので
月並みな言い方ですが
「続けるってやっぱ大事｣なんだな
ということを実感しています
今年もまた
冬の季節がやってきます
恐らく今年も仕事が少ない時期になると
予想されます
最近まではこの時期を活用して
SNSなどを始めようかと考えていたのですが
それはもう少し後でもいいかもしれません
私は仕事モードになると常に
「生産性のある何かをしなくては」
という気持ちにとらわれてしまいます
でも最近ある知人に
人間老後はみんな生産性の無い時間を過ごす
この生産性の無い時間の過ごし方は
練習が必要でこれが意外難しいんだ
ということを教えてもらいました
確かに現代を生きていると
特に仕事をしていると
なんでも効率・生産性の考えになりがちで
それが絶対的に正しいとされてるけど
果たしてどうなんだろうか？
これを聞いて
仕事モードで
忘れかけていた感性を取り戻す時期として
とりあえず生産性を少し忘れて
1,2ヶ月しっかりと充電の期間にあてようかな
と思ったのでした
今回は取りとめもなく
今感じていることをつらつらと
書いてみました
最後まで読んで下さり
ありがとうございます
では
また