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天気なんて二の次で良いのかもしれない


次男の誕生日旅行で長野・群馬に行った。
旅行初日の天気は予報通りの雨だった。目的地へ近づいても空模様は変わらず…むしろ霧が濃くなり見通しが悪かった。

最初に訪れたのはおもちゃ博物館と絵本博物館。隣接していてお昼前に観るにはちょうど良い規模感だった。
木造の建物がとても良い雰囲気を出していて、思わずゆっくりとしたくなる良い空間だった。

思っていたより博物館同士の間に距離があった。雨具を用意していなかったので結構濡れてしまった。子ども達はそれすらも楽しんでいたのでまぁ良しとした。

長野に着いた途端に緑が濃くなったように感じた。大きくとった窓の外を見ると森の奥深くにいるように感じるくらい山深くて綺麗だった。ここでコーヒーでも飲みながら読書をしたら最高だろうなと想像した。今回は子ども達に絵本の読み聞かせをして終わり。いつか妻と二人でじっくり行きたい。

お昼ごはんを食べに旧軽銀座へ。もちろん雨は続いていた。子ども達は傘をさすだけでも一つのアトラクションのように楽しい様子。ずんずん歩いていく。

見つけたそば屋に入った頃には傘をさしていたはずなのに息子達の服はびしょびしょになっていた。摩訶不思議。
雨で冷えた身体に温かい蕎麦は最適だった。しっかり温まって車へ戻る。

宿へ向かう途中の車内で息子達が寝たので、大人のおやつタイム。近くにあったハルニレテラスというショッピングモールに寄った。寝ている息子達を残して行くわけにはいかないので、妻におやつを買ってきてもらった。彼女が選んだのはコーヒーとチーズケーキと団子。
買い物と一緒に良さそうな写真があったら撮ってきてと頼んだ。とても素敵な写真を撮ってくれた。

今回予約した宿はペンションだった。うちのわんぱくすぎる子ども達が賑やかになり過ぎないかな…と思っていたが、翌日が平日なこともあってかその日はうちだけの貸切利用とのことだった。偶然の贅沢を得た。
子ども達は自分の家のように共有スペースで遊びまくっていた。パーティゲーム型のおもちゃがたくさんあったので4人でやった。一番盛り上がったのは競馬のおもちゃ。ランダムに順位が変わる馬の到着予想をするというシンプルなもの。長男は様子を見ながらいろいろな色の馬を応援していて、次男はずっと同じ色の馬を応援し続けていた。選び方にもそれぞれの個性が出ていて面白かった。

たっぷりの夕食をいただき、近くのホテルのお風呂に行ってその日は早めに就寝した。

翌日も天気予報は雨だったがなんとか曇りの朝を迎えた。朝食後、ペンションの前にある遊具のあるスペースで遊ばせてもらった。手作りとは思えない充実した設備で楽しそうだった。

昨日宿に到着してから気になっていたが、そのペンションでは犬が飼われていた。犬種はシェットランドシープ・ドッグで名前はコロというそうだ。僕が以前飼っていた犬と同じ犬種。懐かしくて少し切ない気持ちになった。
従業員の方に話したら自由に散歩しても良いとのことだったので、散歩に連れて行かせてもらった。僕と妻は久しぶりの犬との散歩。息子達は初めての体験。最初は少し怖がったり緊張した様子の息子達だったが、コロちゃんは人懐っこい性格だったのですぐに慣れてじゃれ合うようになった。
散歩が終わり宿に戻る頃には
「また今度このホテル泊まってコロちゃんとお散歩したい!」
とすっかり気に入ったようだった。

身支度を済ませてチェックアウトをした。食事が美味しくてとても居心地の良い素敵なペンションだった。また是非利用したい。

最後におもちゃ王国というテーマパークに寄った。子ども向けのアトラクションやアスレチック、おもちゃで遊べるエリアがあった。長男は年齢と身長が一定に達していたので一人で乗れるものがほとんどでなぜかお一人様で乗りまくっていた。次男は絶叫系は苦手なので慎重に乗り物を選びながら楽しんでいた。アスレチックはなかなか本格的で身体を動かすことが大好きな息子達は一通り全てのコースを回っていた。やはり緑が濃い。

最後にパーク内を回る汽車に乗った。
乗っている最中のアナウンスで浅間山の噴火により流れたり飛んできた溶岩が冷え固まったものがこのアスレチックの一部として利用されているということ知った。こうゆうことを知れることが旅行の醍醐味の一つだと思っている。

こうして天気が悪い中でも思いきり遊び通した二日間が終わった。
今までは天気が悪い旅行はあまり嬉しくなかったけど、雨すらも楽しむ子ども達がいることで雨の日旅行もそれはそれで楽しいなと思えた。

最後までお読みいただきありがとうございました。

サポートは全て息子たちの何かしらの経験に使わせていただきます!感謝です。