見出し画像

じゃんけんグー最強説

先日、家での息子との他愛のない会話をツイートした。

このツイートがきっかけで何人かの方が反応をしてくれた。

海外の文献を調べてくれた人。イマジネーションを広げて一緒に考えくれた人。回答に近づけそうな本を紹介してくれた人。wikiの記事を共有してくれた人。息子の疑問を持つ姿勢を褒めてくれる人。いいねやRTで関心を示してくれた人などなど…

息子の素朴な疑問に対してたくさんのリアクションがあったことが単純に嬉しかった。ありがとうございます。


このツイートをした翌日に図書館に行ってきた。フォロワーさんからもらった本がお目当て。

残念ながら貸出中だったので予約をしてきた。すでに息子は「はやくじゃんけんの本みたいなー」とわくわくしていた。目当てのものがすぐには手に入らないことも良い経験になったかもしれない。


ちなみにその日はこんな本を借りていた。

画像1

とりあえず彼にとって今じゃんけんでの最強手であるグーの起源と言われている石についての知識を得ようという訳である。我が子ながらなかなか目のつけどころがシャープだと思う。



ところで皆さんは図書館は利用していますか?

私は本は好きだけど、図書館をよく利用するようになったのは恥ずかしながら最近のこと。

この本を読んだことがきっかけ。

敬愛する田中泰延さんの著書「読みたいことを、書けばいい。」

この本を読んでから、一次資料にあたるということの大切さ、意味を知ることができた。


私は最近まで図書館を利用することをあまりしてこなかった人間だけど、子ども達には図書館に行くことの楽しさや良さを小さい頃から経験してほしいと思い、利用することを意識するようになった。

もちろん、無理やり図書館に連れて行って嫌な場所になったら本末転倒だから、本人たちの気持ちがのった時にしている。今のところは楽しい場所として認知してくれていると思う。



子どもが疑問を感じ、質問を投げかけてきた時、親が一生懸命調べたり、自分の知識をひねり出して一緒に考えて伝えることはとても大事なことだし、きっと子どもにとって嬉しい時間だと思う。

でもそれと同じくらい…もしかしたらそれ以上に自分で情報を探し出すことって、これから子ども達が生きていく上ですごく力になっていくことだと思ったりもする。

そんなことを「読みたいことを、書けばいい。」で感じた。とても有り難い。



翌週、息子の元に「じゃんけん学」が届いた。その夜早速読み聞かせをした。

様々な国のじゃんけんがのっていた。ルールが違ったり、グーチョキパー以外の手があったり、色々なものに例えられていたり…大人でも見ていて楽しい内容だった。

読み進めていくと上海のじゃんけんの紹介になった。

上海のじゃんけんは日本とほとんどルールも例えも一緒だったが一つだけ違いがあった。パーの例えだ。
パーが紙ではなく、爆弾が爆発した瞬間を例えにしていた。

整理すると
・ハサミは石を切れない
・石は爆弾の爆発で木端微塵
・爆弾は爆発する前にハサミで導火線を切られる

という構図になっていた。

この上海式に息子は大きく頷き
「これだったらグー負けるね‼︎」
と納得し満足そうな表情を浮かべていた。私もこの顔が見ることができて大満足だった。



この出来事が起きてから約10ヶ月が経った。

息子はグーチョキパーどれも出してくれるようになったし、未だに上海式の例えを周りの友人にしているらしい。自分が抱いた疑問を調べてしっかり納得できた経験として残っているようでとても嬉しい。


これからも何かを発見したり、また新たな疑問をたくさん見つけていくことになると思う。

その度に近くにいる大人が回答するだけでなく、自分で調べることの楽しさを感じる経験ができるような手助けもしていきたい。そしてあわよくば彼らから

「ちょっと図書館行ってくる!」

という言葉がいつの日か出るのを期待している。そんな日がきたらちょっとさみしい気もするけど…

最後までお読みいただきありがとうございました。

サポートは全て息子たちの何かしらの経験に使わせていただきます!感謝です。