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「冷やし中華」を代用品で作る方法

 前回ご好評をいただいた海外で日本食を代用品で作る話しの続きをしたいと思います。

 日本に帰ったら食べたい物の一つにラーメンがあります。近頃は海外でもラーメン屋が増えてきたとはいえ、それは大きい町の話で、田舎町にはまだ本物の日本のラーメン屋はありません。だから食べるとすればインスタントラーメンばかり。それもそれで美味しいけれど、やっぱりラーメン屋のラーメンとは違います。

 そんな時、手軽に自宅で中華麺を作れる方法を知りました。ドイツにある「まほろば社」から出版されている坪井由美子さんの「在欧手抜き料理帖」からのアイディアなんですが、なんとスパゲッティから中華麺を作ることができるんです!

 方法は、スパゲッティーを茹でるときに重曹(炭酸水素ナトリウム)を入れて、表示時間より1分長く茹でるだけ(粉を入れるとボワーっと泡が出るので、注意!)。お湯1リットルあたり、大さじ1の重曹を入れます。すると、あら不思議。弾力性のある中華麺が完成します。魔法みたいです。その麺を水で洗って、水切りしておきます。

 麺さえあれば、あとはこっちのもの。上に載せる具材はドイツにもありますし、甘酸っぱいタレも醤油、酢、砂糖、ごま油、スープの素を混ぜれば簡単に作れます。麺の上に具を並べえてタレをかけたら冷やし中華の完成です!まるで日本にいるような冷やし中華の味にうっとりしました。

 重曹ってお掃除に使うイメージがあったので、初めて食べる時はちょっと緊張しましたが、人体に無害だそうです。ベーキングパウダーの主成分でもあるそうです。でもスーパーで買う時は、一応ケーキ作りのコーナーで食用の重曹を買いました。

 残った重曹は消臭剤として、靴箱の中に入れています。小袋に重曹を入れて、靴箱の中に入れておくだけでいいようです。重曹は料理にも掃除にも使えて、マルチですね。

 中華麺が自宅でできれば、担々麺とか焼きそばとかも作れます。料理の幅が広がりました。素晴らしいアイディアに感謝です。

 

 

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