個人防災と終活

 線状降水帯だ、超大型台風だと、自然災害の恐怖を、これまで以上に感じるようになった。体力も、筋力も充分にあるとは言えない自分。その時、避難できるだろうかと、不安が募るばかり。そこで思い立ち、個人防災について、消防署ヘ相談に行った。

 行ってよかった。対応して下さった署員の方々には、感謝しかない。正常性バイアスに陥る危険性等にも触れながら、いろいろと具体的に説明、助言して下さった。漠然とした不安が、少し解消された。

 帰る道々、あれこれ考えた。帰宅後、未だモノで溢れかえった部屋を眺め、想像した。ここに土砂が、濁流が流れ込んだらと。

 持ち出せるモノの量など、たかが知れている。「自分」が避難しなければならないのだ。背負うにせよ、手に下げるにせよ、ホント、限られている。そう思い、一瞬、途方に暮れた。が、冷静に考えてみれば、要は精選、厳選ということだった。
 失っても諦めのつくモノ、それは恐らく、また手に入れられるモノ。逆に、その後の生活に支障をきたすモノ、これは、キャッシュカードや契約書類か。そして、特別な思い出や思い入れのあるモノは、失ってしまったら絶対後悔する。持ち出すための、優先順位付けが肝心と、これまで以上に痛感した。

 防災、非常持出しの視点でモノを捉えるという、終活への新たな視点が加わった。精選、厳選をキーワードに、また終活、モノの処分に取り組もう。結局は、失っても諦められるモノが殆どだから。何故ならば、最も大切な存在、かけがえのない存在は、既に喪われてしまっているのだもの。

 閑話休題(話は変わって)。
 「未来のゴミ」の話をしたら「そこまで言わなくても、考えなくても」と、反応したヒトがいた。受け止め方は、千差万別。勿論、それでいい。ただ、私にとっては、私にしてみれば、私からすれば (しつこいww)やっぱり、今あるモノは「未来のゴミ」。「今のゴミ」として、さっさと処分、出来たらいいなぁ。

 さて次は「個人防犯」について、警察に相談だ。
 



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