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最初の職場 〈第1話〉

地元のディーラーへ新卒で入社しましたが、
配属された部署で、先輩へ取り入る事が出来ず、
仕事は見て覚えろだったので
だんだんと孤立していきました

しばらくして、別な部門の先輩が声を掛けてくれ
こっちに来てみるか?と話しをして下さり
異動という事になりました

異動後は、車検の作業がメインになり、
5年位やっていたと思います

ところが、別な営業所へ異動辞令
仕事の流れも今までと違い
全く初めての人達と関わる事に

また、そこで失敗をしました

心に余裕がなかった中での仕事だったので、
常に焦りがあり、
営業さんへの伝達ミスが連発したこと、
そして、作業を何度も何度も確認するので
時間が掛かったこと

これは、今の言い方なら
強迫性障害と言えるものですが、
当時は、そんな言葉も広まってなく
自分が何でそうなってしまっているのか
分からない状態で不安でした

その後、職場に後輩が入ってきましたが、
後輩の方が仕事が出来るようになり
職場内でうだつが上がらず、自己嫌悪に

心療内科に通いながら
仕事してましたが、

とある夏の日、父親がくも膜下で倒れ
一命は取り留めたものの
家族は、不安を抱えてました

そして、父親は、事態は良くなる事はなく
自分は心に閉塞感を感じ、
その年の年末に退職しました

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