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離乳食今昔物語

今まで娘にパンを与える時は一口大にちぎって与えていたのですが、昨日ついに
 ちぎるな
 かぶりついて食べたいんだから
 余計なことをするな
と言わんばかりに激怒泣きされました。

テーブルロール的な丸いパンをそのまま持たせたところ、15分後変わり果てた姿のパンがダイニングの片隅に遺留されていました。
今まで汚れた食卓を片付けるのが面倒で、被害を最小限に抑えるために多少過保護であろうと食材はもれなく一口大にして与えていました。
とうとう年貢の納め時のようです。頑張れ私。

それにしてもゴックン期、モグモグ期、カミカミ期、パクパク期と段階に合わせた離乳食って死ぬほど面倒くさいですよね。
作るぐらいなら食べなくてもいい、ぐらい料理が苦手な私が台所に立つ理由は家族への愛しかありません。
冷凍庫に冷凍うどんがないと不安になるのも、
レトルトカレーを常備しているのも、クックパッドを見て調味料の「少々」に舌打ちが出てしまうのも愛があるからです。
義務感なんてないですよ。純粋な愛です。
そういうことにしてほしい。

初めて離乳食作りをし始めてから度々思うことがあります。

縄文(以降各)時代どうしてたん…?

そもそも主食は何食べてたの?
稲作の前の時代の穀物ポジションはひたすら木の実だけ?本当に?

仮にどんぐりと仮定しましょう。
どんぐりを食べたことがないので完全に想像ですが、茹でたら中身は柔らかくなりそう。
茹でて殻取って潰せばゴックン期から食べれそうですね。

タンパク質は?
動物の肉はどうやってすり潰すの?
いや、魚か。漁が出来れば大概の栄養は取れますね。
…で、どうやってすり潰すの?
あ、昔は親が咀嚼したもの食べさせてたのか。

じゃあ食物繊維は?ビタミンは?ミネラルは?

離乳食を作りながら栄養は足りてるんだろうか?と不安になるたびに
 でも縄文時代にニンジンないでしょ
 (だから食べなくても大丈夫)
と別に食べなくても平気な理由を昔の食料事情に探していました。
今もよく探します。

そういえば子供の頃、アサリ貝が嫌いで食べようとしない私に
 お前縄文時代なら飢えて死んでるぞ
と父が度々言っていたなぁ。
産まれる時代間違えなくてよかった。


時は流れて時代は令和。


インスタで#離乳食を見てはいけないと思いつつ、怖いもの見たさで先日つい見てしまったんですが

すごくない…?
マジでこんなの毎日作ってるの…?
そして子は食べるの?食べムラは?
皿ひっくり返したりしないの?
お願いだから調理師を雇っている超お金持ち家庭であって!!!!!

と数々の映えた食事に戦慄を覚えました。
息子の離乳食時代にインスタ見てなくて本当によかった…。
令和の離乳食はすごかったです。


ちなみに、私の離乳食は戦後って感じです。
(味噌汁ぶっかけご飯)

味噌の栄養を信じてる。



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