見出し画像

【映画】パッセンジャー|人類にとって愛は生きる希望

<ざっくりあらすじ>

時は20XX年。住みづらくなった地球を離れることを選択した人々は、宇宙船で120年かかかる別の惑星に移動する。移動中は冬眠装置で眠っているため歳はとらない。しかし、一人の男性(主人公:ジム)の冬眠装置が壊れ、目的地まで90年のところでひとりだけ目を覚ましてしまう。冬眠状態に戻ることはできず、なすすべなく宇宙船の中で終える90年間の孤独な人生に絶望する。酒に明け暮れ、一度は死のうと考えるが、冬眠装置のなかで眠るある美しい女性を見つける。その美しい女性に恋をして生きる希望を見つけるが、想いがあふれその女性の冬眠装置を解除し起こしてしまう。目覚めた彼女は冬眠装置が壊れたと思い人生に絶望するが、次第にジムに惹かれていき二人は恋に落ちる。一度は人生に絶望したその女性も、誰かを愛することで人生に希望を見出した。しかし、自分の冬眠装置を解除したのがジムだと知ってしまい……

<感想>

誰かに恋をすること、愛を見つけることで人生に希望が生まれるという素敵な話のようにも思えましたが、自分勝手な恋心で女性(オーロラ)の冬眠装置を解除してしまったのは本当はすごく恐ろしいことです。しかも、自分が起こしたくせに、よき理解者として他に誰もいない宇宙船で彼女と楽しく過ごしたことも、恐怖でしかなく、前半見ているのがつらかったです。「彼がいるから私の人生は終わりではない」と思っていたオーロラ。見ていて辛かった…。まさか、そのジムが自分の冬眠装置を解除したのだと知った時の裏切られた気持ちを想像して吐きそうになりました。この宇宙でたった一人の信頼できる人が、変態だったなんて…
でも最後はいろいろあって、やっぱりあなたがいないと生きていけない、ってなるのですが。。
この映画のテーマは環境を受け入れて、今ある場所でできることをして人生を楽しく生きよう!ってところだったと思うのですが、女性の立場で見るとやっぱりそれはなんだかしっくりきません。受け入れられないし、怖いし、やっぱりモヤモヤしてしまうと思う。

ただ、この映画から学んだことは人類にとって愛は生きる希望なのだな、ということでした。それに尽きました。

皆さまの感想もぜひ教えてください!!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?