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行政書士試験・ロー入試・予備試験・司法試験を経て気づいた「法学基礎力」の大切さを伝えるべく、細々と活動中。少しずつ支持の輪が広がっています。

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最近の記事

司法試験短答式試験のリアル。300円で学べる「民法で71点を取るために必要な知識」

これは、私が令和元年の司法試験民法短答の問題に対する解答を再現したものです。 試験直後の自己採点がかなり手ごたえのあるものだったので、形に残していた次第です。 予備試験の短答自体は、4回不合格になりました。 そんな自分がまさかこんな点数を取れる日が来るとは・・・。 一人でも多くの方に希望を与えられたらと思います。 「逆にどこを間違えたの?」というご質問に最初にお答えしておきます。 問4と問17です。 「予備試験ルートの受験生」が、短答式試験中どんなことを考

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    • 刑訴法から学べること 「司法試験=点取りゲーム」はつまらない

      刑訴法で大事なのは対立利益の調和(バランス感覚) さて今回は、刑訴法について書きます。 「バランス感覚」について肝になる視点を書いておきたいと思います。 私は刑訴法を2つの分野に分けて理解しています。 捜査・裁判です。 捜査分野は、主に刑事裁判が始まるまでの証拠収集手続きの話です。 裁判分野は、刑事裁判手続きの話です。 この中には、上訴の問題や訴因変更の問題、証拠法の問題などが含まれます。 それぞれについて、持つべき視点を示しておきます。

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      • 刑法で確実にB以上とる方法

        刑法の答案の書き方さて、今回は、刑法のポイントを押さえましょう! 刑法は、学説の対立が激しく、その説が難解であることも多いです。 そのため、司法試験・予備試験の受験生に対して無駄に苦手意識を持たせる厄介な科目だと思います。 ですが、逆に考えると、基本的なことが出来ているだけで他の受験生に大きく差をつけることができるおいしい科目とも言えるかもしれません。 ポイントは、「どう書くか」です。

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        • 民訴法の成績が悪い人は、司法試験・予備試験の本質がわかっていない

          予備試験で合格するために全部をよくする必要はない!今回のテーマは、民訴法で行こうと思うわけですが・・・。 民訴法って苦手意識を持つ人が多いですよね? とっても概念チックな議論が多いこと、実際に訴訟をするイメージが湧きづらいのがその要因かと思います。 こうした点に何かしら特効薬を与えられたらいいなと思うのですが・・・。 一つアドバイスをするとすれば、「深追いしない」ということだと思います。

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        • 添削指導
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          会社法は意外と簡単に楽勝科目になる

          短答が三科目になっても短答過去問は解いてください 今回は、司法試験・予備試験向けに会社法の話をしたいと思いますが、正直たいしてお伝えすることはないです。 司法試験・予備試験の会社法の問題は、挙げるべき条文を挙げて、著しい論理の飛躍なくあてはめていれば、それなりの点数になると思うからです。 会社法のポイントは、適切な条文を「見つける」ことだけです。 司法試験・予備試験の会社法の問題を見て「こんな条文知らないよー」と思った方は多いと思いますが、私もその一人でした。 心配いりませ

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          会社法は意外と簡単に楽勝科目になる

          民法アレルギーに悩む人へ もはや手遅れかもしれません

          パンデクテン方式って意外と重要な知識?? 今回は、民法のポイントに触れたいと思います。 昔から「民法を制する者は司法試験を制する」とか言われていましたが、実際に勉強を進めてみるとそのことがよくわかりました。 民法を勉強していくと「条文を使う」ということの意味が一番よくわかるからです。 今回は、「条文を使う」という基本を学ぶために「パンデクテン方式」について復習しましょう!!

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          民法アレルギーに悩む人へ もはや手遅れかもしれません

          「行政法」で時間切れになるのはなぜなのか?

          行政法ほど事前準備が大事な科目はない そもそも、行政法という名前の法律はありません。 行政事件訴訟法とか、行政手続法とか、行政に関わる法律一般をまとめて「行政法」と呼んでいます。 という、教科書的な説明をしてみましたが、この点が「行政法」の難しさを表していると思うんですよね。 つまり、使う法律の数が多い、法律には載ってない「行政法」分野の知識がたくさんあるということです。 また、「行政法」に出てくる法は、どれも細かいです(行政事件訴訟法第9条第1項、第2項とか見てみてくださ

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          「行政法」で時間切れになるのはなぜなのか?

          これが分かれば「憲法」は解けるようになる

          違憲審査基準これだけ 0・憲法論の立て方「憲法が難しい」 と感じる方は、ぜひ条文に沿って考えるという当たり前のことを見直してもらいたいと思います。 自分で言うのも何ですが、憲法は結構得意科目でした。 論文を書くといつもA評価、上位答案になっていました。 その理由は、憲法を他の法律と同じように条文から理解していたからだと思います。 例えば、憲法98条1項にはこう書いてあります。 「その条規に反する法律・・・の全部又は一部は、その効力を有しない。」 その条規に反する法律は

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          これが分かれば「憲法」は解けるようになる

          法律系資格予備校の説明会に行った人へ予備試験・司法試験リベンジ組向け

          豊富な指導経験に基づくAB projectのレベル分けを一度は見てほしい 皆様の学習進度をチェックしましょう。 これまで数々の予備試験・司法試験受験生と接してきたのですが、実際に合格する方々は本当に自分が何をするべきかわかっていらっしゃる。そこが合格者と不合格者の決定的な違いです。不合格になる方々は、世の中で溢れている情報の表面ばかりを追っていてその本質を把握できていないと常々思います。 そこで、今回は、それぞれのレベルをきちんと把握していただくべく指標を用意しました。ぜ

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          「この海で一番自由な奴が、海賊王だ」

          っていう言葉が非常にしびれますね。。。 ワンピースという漫画をご存じだと思いますが、これはその主人公ルフィの言葉です。 「海賊王」になるべく海に出た少年ルフィが自身の理想とする「海賊王」像を語ったシーンでの言葉ですが、とっても好きです。 自分の専攻や仕事柄、「支配」「自由」といったものに対しては、非常に敏感に反応しまいます。 自分自身、常々「もっと自由になりたい」と思って生活しているものでもあります。 ルフィは、仲間思いだし、少年の心をいつまでも持ち続けているし、男

          「この海で一番自由な奴が、海賊王だ」

          っていうか。ゲームの思い出はBGMの思い出でしょ??

          「#心に残ったゲーム」と言われるとなかなか困ってしまいます。 というのも、私は、それほど筋金入りのゲーマーというわけではなかったからです。 「ドラクエ」「ポケモン」「ファミスタ」「ウイイレ」「パワプロ」「FF」「ドンキーコング」「ボンバーマン」「スーパーマリオ」「マリオカート」などなど、 それなりに色々なゲームに手を出して見たものの、ドハマりしたゲームはそれほどなかったように思うんですね。 全クリしたRPGは、「ポケモン金」くらいですか・・・。 この程度のゲーム熱で

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          1000字で伝える。僕が店員さんに「ありがとうございます」という理由。

          「#忘れられない先生」というテーマでブログ投稿の募集があったので、気分転換かねがね書いてみようと思った次第です。 僕は、店員さんに何かしてもらったら必ず「ありがとうございます。」というように心がけています。 もう習慣になっているかもしれません。 お礼を言わないのは気持ちが悪いし、店員さんに横柄な態度をとるなんて論外です。 それが「仕事」であるとしても、自分のために何かしてくれたのなら「ありがとうございます」と言葉で感謝を伝えるべきだと思うのです。 心がけの理由 こう

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          5回落ちた。予備試験死ねと思った。6回目の正直と大逆転のきっかけ。

          予備試験という試験があります。司法試験の受験資格を得るための試験です。 「司法試験の受験資格」がかかっている試験なので、これに合格してもすぐに弁護士や検察官、裁判官になれるわけではありません。 でも、弁護士や検察官、裁判官になるための近道になるものとして、最近とっても人気になっています。 このブログは、そんな「おいしい話」の怖さと更なる犠牲者を生まないための教訓をお伝えするものです。 負け続きの日々さて、予備試験で不合格になって涙を流す人はたくさんいます。1回2回の不

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          「教えてもらう」は時代遅れ

          千里の道も一歩よりABprojectでは法学部・ロースクール生の課題サポートや試験対策も行っています。昨今は、わかりやすい講座が乱立し、無料動画等も増えてきたため、座っているだけで有益な情報がたくさん得られるようになりました。 よく言われるのは「受験生の質・レベルが落ちた」という話ですね。これは、司法試験・予備試験レベルだけでなく、大学受験レベル、高校受験レベルでも同じだそうです。 指導する立場から見ると、伸びる受験生は、質問力・疑問力が高いと思います。「なぜ?」「自分は

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          「1490/10550」に入れなかった方へ

          ・「1490/10550」とは?令和2年の短答式試験を受験した方のうち、論文式試験予備試験論文式試験で180点以上取れた受験生の数です。 私がこれまで添削指導をしてきた経験では、これを超えるレベルの方は、「合格まであと少し」だと思います。 ケースバイケースですが、その調子で勉強を進めていけば、翌年の予備試験最終合格は夢物語ではないレベルの実力の方が多いと思います。 一方「1490/10550」に入れなかった人は・・・。 厳しい言い方になってしまうかもしれませんが、その

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          答練の受講期が早すぎる!!

          予備校答練の罠ぜひ一度は日本一丁寧なAB projectの添削指導を受けてみてください。全受験生が必ず新たな「気づき」を得られることを保障します。  さて、今回は、答練の受講期が早すぎる問題です。 多くの方が「早すぎる答練への移行」により過去問対策を疎かにし、かつ雑文を羅列するという悪い癖をつけ、お金をどぶに捨てているのが現実だと思います。多くの答練受講生が予備試験・司法試験の本番で満足のいく成績を残せていないのがその証拠です。ある司法試験合格者の言葉を借りれば答練という

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