【おしごとエッセイ】わたしとおしごとたち。~こども夜喫茶~
前回、「もう一度行きたい、行けない場所へ。」で書かせて頂きましたが、私の実家は幼少期、祖母と祖父が経営する喫茶店兼パン・お菓子屋さんでした。流石に本当に小さい頃なので、手伝いと言うところまでは至らず、祖父がパンの耳をカットするところをじっと眺めていたり、そのパン粉を鳩に食べさせるために細かくちぎったり、新作のメニューをおいしいおいしいと食べたり、お菓子を盗み食いしては叱られて陳列し直したりなど、身内として寧ろずっと構って貰っていました。
が、夜になると別です。我が喫茶は