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わたしとおしごとたち。

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わたしが歩んできたお仕事について、ほんのりフィクションや暈しを入れつつ、比較的ありのままに、そして少しでも同じ仕事をしてみたいという方の背を押せるようなエッセイを目指しています。
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記事一覧

【おしごとエッセイ】わたしとおしごとたち。~黒き着信・ゲーム屋伝説~

 皆さんのゲーム屋店員のイメージって、なんでしょうか?案外、ただゲームをしているだけの楽な仕事、と思っていらっしゃる方が実は多いので(偏見ではなく、面接時実際そう言われます)、その誤解はしっかり解いておきたい!と声を大にしたい輝向です。  ただし、楽しいぞ!ゲームはし放題だ!  まあ業務にもよりますが。私がやって居た業務はと言うと主に、POP作成、ゲームPV作成、(中古も取り扱っていたので)ゲームの掃除と動作チェック←ここでゲームし放題が発生する、新作のチェック←ここでフ

【おしごとエッセイ】わたしとおしごとたち。~居酒屋風味のらーめん~

 面接に行くまでその店の事を詳しく知らなかった、それは今考えればあまりに楽観的過ぎる考えかもしれませんが、それが私の初めての”面接”でした。屋号から勝手に居酒屋だと思い、あー居酒屋いいなあ、やってみたいなあ、とタウンワークから応募。早速面接に来てくれと言われて辿り着いたその先には、立派なラーメン屋さんがありました。あれれ、おかしいぞ?  そう、私は想定もしていないラーメン屋に突撃面接することになったのです。シミュレーション丸つぶれ。輝向、大慌ての巻。  接客業の経験、シフ

【おしごとエッセイ】わたしとおしごとたち。~こども夜喫茶~

 前回、「もう一度行きたい、行けない場所へ。」で書かせて頂きましたが、私の実家は幼少期、祖母と祖父が経営する喫茶店兼パン・お菓子屋さんでした。流石に本当に小さい頃なので、手伝いと言うところまでは至らず、祖父がパンの耳をカットするところをじっと眺めていたり、そのパン粉を鳩に食べさせるために細かくちぎったり、新作のメニューをおいしいおいしいと食べたり、お菓子を盗み食いしては叱られて陳列し直したりなど、身内として寧ろずっと構って貰っていました。  が、夜になると別です。我が喫茶は

【おしごとエッセイ】わたしとおしごとたち。①

 皆さまどうもこんばんは、輝向です('Д')イェイ!  昔は日記を書くことが好きだったので、今後はこちらの方でも細々と日記を書いていけたらいいなと思ったり考えたりしてみたのですが、日記以外に簡単なおしごとエッセイも始めてみようと思いました。  題して、「わたしとおしごとたち。」  私はこの作家業を務めるにあたって、10代の頃「少しでも沢山経験しろ」と頂いたアドバイスを切っ掛けに、様々なことに取り合えず挑戦してみようぜ!とあれやこれやと試してきました。  傍から見ればふら