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ありのままに抗う

英検準一級の一次試験に合格しました。目下二次試験の勉強中。
英検の試験は高校2年生の時に準一級にまったく歯が立たず不合格になってから拗ねて受けていなかったけれど、何となく過去の負債のような形でずっと心に残り続けていたので12~3年ぶりに受けることにした。

テキストは買ったものの半分くらいしかやっておらず、単語帳も半分くらい覚えたか覚えていないかという感じだったので落ちるかもなあと思いながら受験したものの、案外解けていたみたい。
ゆるーくほそーく続けていた勉強でも、特に長文読解は楽に読めるようになっていて、継続の力を感じて感慨深いような気持ちになった。

英検を取ったからといって何か仕事に活かせるというわけでもなく、いつか転職するかもしれないときに有利というわけでもおそらくなく、ただの趣味としか言いようがないけど、やっぱり合格は嬉しくて、またもう少しだけ勉強を続けるガソリンにできたような感じがする。

言語の勉強は、単語がすべてわかっているのになぜか感覚的に理解できないなあ、というような文章に出会うときにその本質を発揮してくれるような気がしている。

昔仲良くしてくれていた友人に、「あなたは理解力も思考力も高いから、自分で一生懸命考えて出した結論は正しいはずだと思ってしまうところがある」と言われたことがある。
残念ながら彼女と付き合いがなくなってからも時々思い出すこの言葉は、思いあがっているとき、自分のスピードを自分でコントロールできなくなりそうなとき、足元を見つめ直して謙虚にしてくれる。

英語を学ぶのも同じようなブレーキ作用があるような気がしている。
外国語を学ぶということは、自分の母語と全く異なる思考を自分の中に投下する作業だと思う。
英語だと当然だけど日本語のようには思考も伝達もできなくて、当たり前だと思ってさらっと流してしまうことをどのように伝えればいいか、シンプルにしてみたり、複数文にしてみたりする間に、そのいつもだったら流してしまうたった一文のことを一生懸命考える。
そこまで考えても外国人にはその感覚が伝わらなかったり(私の拙い英語力のせいもあるだろうけど)して立ち止まらざるを得なかったりする。

最近、ありのままを認めたり、自分を愛したりするムーブが流行っているけれど、私にはむしろそういうブレーキングが必要な気がしているのだ。

本当は英語以外にも勉強したい言語はあるのだけど、何せ英語の勉強が超超スローペースなため、全く納得できなくて次にいけないの・・。

そして、二次試験こそは準備バッチリ、の気持ちで臨むぞと思っているけど、どうなることやら。あと2週間です。

いつも読んでいただきありがとうございます😃