利回りで語れず、ごめんなさい

皆様にお詫びです。
現在、農業WEEKでお会いさせていただきましたお客様と随時お話を進めさせていただいております。
その際「もっと簡単に」「パッケージで」「利回りは」そのようなご質問をいただきますが、大変難しいのです。
その理由を下記に記載させていただきたいと思います。

私こと 楽々 CEOの駒場の前職でございますが・・・・不動産と建築の営業・粗設計やお役所との協議・現場監督などを行い、多くの利回り物件を作り出し、投資家の皆様にご提供申し上げてまいりました。もちろん、仕入れから行い、どの建物をどこまで安全に使用できるか。どうしたら人気
が出るかなど、マーケティングは勿論 百戦錬磨の工務店や設備業者、司法書士とチームで案件を組成していたものです・・・。
物件を仕入する前にも 当然収支計画や工事概算見積もり。マーケティングも行うのですが、中古物件というのは 開けてみないとわからないということが多いのが事実です。
勿論、新築でも土地を購入されてから地盤調査などを行い、地盤改良方法を決めたりしなくてはお話が進まないこともありますよね。

何が申し上げたいかというと・・・・
事業計画は、現地が決まり。詳細事情調査があり。現地に併せた設備配置が
あり、そんなことを細かに行い
「初期投資はなるべく小さくする」ことが、一次産業で勝つための第一歩な
ので、安直に「セット」に惑わされないで・・・というお願いなのです。
もちろん現在は「物流費」問題もありますので、立地という重要なファクターもございます。
当社では、この 手間暇かかる計画作成のお手伝いを「定額有償」で行います。
なぜなら「建築工事」「電気工事」「水道工事」「インターネット工事」等
現地の、施工様側のおつきあいのある企業様にご依頼いただき、そこに一切の収益をいただかないからです。当社は、こうした業務を実施する許可をいただいておりませんので、施工主様、当社、地元業者様と二人三脚で作り上げてまいります。

キノコ産業は、簡単ではありません。
しかも、現在は 燃料費も原料費も設備費も、すべてが高騰しています。
本当に・・・現在生産されている皆様がご苦労しておられること、苦しく思います。
是非、まだご検討の余地があるのであれば、ラインの一部なりを変更され、同一の種菌であっても「既存生産」と「発酵菌床生産」という二つの姿、特色のキノコを栽培され 販売されるなど。売上や光熱費の削減にお役に立てていただきたいと、願っております。

当社も(前職からすれば合計9年)、気の遠くなるような試験と失敗を繰り返し、やっと皆様に普及させていただけるレベルの装置や技術を手にしたと考えております。
もし、新規で生産参入をご検討くださっている方がおられたら、忘れないでください。
人間の目には見えない、菌を相手にします。
生産にまつわる方々の人件費も大きな収益のファクターになります。
労働が大変では、なかなか人が定着してくれず いつまでも効率的な運用
を実施できません。
どうか、、、、
清掃や設備。菌床の状況。管理。全て総括的に理解され、菌床製造も少しでも少ない設備費で済むよう、遊休不動産などを活用いただき、初めていただきたいと思います。
これはおそらく、農業についても。林業についても。水産業についても。同様のことと思います。
少なくとも、生き物を相手にする事業「一次産業」において「簡単な話は怪しい」と是非、思っていただければと思います。

ご一緒に循環型農業をいたしませんか。とお誘いする立場の私が、このようにお伝えするのは本末転倒かと存じますが 
あくまでも「サスティナブル」でありたいと願っております。
失敗する人ができるだけ少なく、できるだけ成功していただきたい。
そして、生産する方も 販売する方も 消費者の皆様も 喜んでいただける
そのような 事業に育てていきたい  と、心から願っております。
世界で、役立つ 技術を 作り出した責任として いずれ世界で、役立てていただきたいです。

皆様、どうぞ 応援をいただければと存じます。

株式会社楽々 駒場裕美