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施工事例は「誰」が書けばいいの?

こんにちは、コピーライターのオオニシです。

これまで工務店様やハウスメーカー様のホームページやパンフレットなどの販促ツール制作やライティング研修の際に、いろいろな課題(お悩み事)を伺ってきましたが、コンセプト作りに次いで多かったのが「施工事例の制作」についての課題です。

住宅関係の企業様のサイトには「施工事例ページ」はマストで入っています。

で、それを「誰」が作成するのか・・・。

多くの社長様の思いとしては「それぞれが書けるようになった方がいい」ということでした。それぞれが書けるのはすごいことですし、理想の状態ですが、私がお伝えしたのは「まず、みんなで協力して作成する」ということでした。

家づくりやリフォーム、修繕には多くの専門家が関わります。案件の窓口となる営業や施工をする様々なジャンルの職人、設計士、不動産取引関係、電気設備関係、インテリアデザイナー、カラーコーディネーター、造作物職人、ガーデン関係などなど。

こうした幅広い業務を社員それぞれが全て把握しているわけではありません。だからこそ「みんなで協力して作成する」ことで質の高い施工事例になるのです。

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【現状・その1】
その施工全体を俯瞰できる人が書いている


物件や施工の企画を進める営業担当者の場合が多いと思います。お客様のオーダーに応えながら必要な職人や資材を手配し、進捗を管理していくので、一連の流れや施工データ、施工事例を読む方に伝えるべき内容を把握しています。

しかし、このポジションの方々は「かなり多忙」です。施工事例の作成よりも優先するべき業務が山積みになっているので、作成が滞ってしまい掲載数が少ない状態になっています。

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【現状・その2】
事務員が頑張って施工事例を作成している


その案件の現場を見にいっているわけでもなく、お客様との打ち合わせに同席しているわけでもない事務員に任せてしまっているパターンもあります。

施工担当者から施工内容とデータと写真を渡して形にしてもらうことになりますが、多くの場合、写真を貼って末尾にお客様の声を掲載しているだけの状態になっています。

(※「施工事例って写真だけでいいのでしょうか?」参照)

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【現状・その3】
社長が施工事例を作成している


社員数の少ない中小・零細企業では、社長自らが企業ブログと施工事例を担当しているパターンもあります。

【その1】と同様に全ての工程を俯瞰して見ることができるポジションですが、やはり多忙で時間がなく、なかなか作成に着手できない状態にあります。

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こうした状況を打破するために、私は「週に一度、30分の施工事例制作ミーティング」をお勧めしています。

・その週に書ける時間がある人の選定
・どの物件の施工事例を作成するか
・施工事例に必要な情報やデータ、写真、掲載する内容を集める
・誰かに丸投げではなく、社内で協力していく体制を整える

これらをざっくり決めておくことと、誰がどういったデータを持ち寄るかを決めておくだけでも施工事例の作成はスムーズになります。

「施工事例の作成は自分の仕事じゃないですから」や「誰かがやってくれるだろう」という認識を、「施工事例は自社にとって大切な営業ツール」、そして「自分も当事者なんだ」というように変革していくことで、「みんなで協力して作成する」ようになっていきます。

(※「企業ブログは「誰」が書けばいいの?」はコチラからどうぞ!)

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「カキタイのミカタ」は全国どこでも、企業ブログや施工事例のライティング研修に伺います。「書きたいけど、どう書いたらいいのかな?」というお悩みに応えて、ホームページの再始動と運営のバックアップを行っています。
詳しくはコチラから→ http://37plus-c.com/

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