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調子の乗り方

「調子に乗る」という言葉があります。うまくいっていて図に乗っている人のことをいうけれど、もうひとつ、物事が順調に進む意味もあります。後者の意味の「調子に乗る」の大切さを考えてみたいと思います。

よく自分の機嫌は自分でとる、というけれど、自分の調子も自分で作っていくものではないかと思い始めました。不幸を数えるのではなく、幸せを数えて、今あるものに感謝して、好きなこと、楽しいことをして、人生がうまくいく前提で生きる。それを実践している人に出会ったのですが、その人は私から見ると「お調子者」的でノリがやたらいいのです。最初はその人のいう言葉の意味をよく考えてました。でももっと印象的なのがノリとかオーラとか目に見えないエネルギーでした。だんだんとこのエネルギーが物事の流れを作ったり流れに乗っていくことを可能にしているように思えてきました。恐らく、これをしたい気分(流れ)だからこれをした(流れに従った)、というのもとても大切で、やりたい気持ちを大切にすると自分の望みが満たされます。おみくじをひくときも、「大吉、大吉」と思って引いたら、本当に大吉が出ました。自分の小さな望みを自分でかなえていたら、望みが叶うのが日常茶飯事になる。自分に優しくするってそういうことじゃないでしょうか。例えば、コンビニでドリンクを買うときも、自分の飲みたいものを買うと思います。その、飲みたいものを買う、というのも自分の望みを実現することです。買い物とか贅沢だけではありません。運動したいと思ったら、運動する。食べたいものを食べる。疲れたら休む。自分を尊重する。そういう風に小さな積み重ねで選んでいくことを意識していたら、主体性とか、物事の流れとかが出てきて、一歩ずつ外に向かって歩く意欲もわいてくるのではないかと思うのです。そうして自分の望みをかなえていると、満たされて、大きな、心の渇きがなくなっていく。その満足感がまた大きな幸せを引き寄せる。そういう循環なのだと思います。あまりに悩んで思考が肥大化すると、自分の小さな望みを満たす、小さな楽しみを忘れてしまいがちです。でも、その小さな楽しみの中にこそありがたいという気持ちも感じやすいのではないかと思うのです。それは生き方の問題で、必要なのは自分が選ぶことだけで、わたしにも、誰にでも手に入るものなんだと思います。

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