Organizer (幹事)

12月は何かと飲み会多いので、「幹事」がらみで考えたことがあります。
例えば、飲み物や料理の内容は同等の飲み会がふたつあったとして、
幹事Aは最初に6,000円の会費を集めて、清算後500円返金をした。
一方、幹事Bは最初に5,000円の会費を集めて(不足金が発生して)
翌日に500円を追加徴収したとします。
どちらも参加者が支払った金額は5,500円で同額ですが、一般論でいえば、
幹事Aの方が、幹事Bよりも名幹事と評価されるのではないでしょうか?

上記は数訳した方がわかりやすいので、書いてみると
(幹事A)  6,000-500=5,500(円)〔6,000円に対して▲500円(▲約8.3%)
(幹事B) 5,000+500=5,500(円)〔5,000円に対して+500円(+10%)〕

酔いが醒めた翌日に集金があったという事情があったとしても
その時点で財布の残高は昨日より5,500円減っているだけで同じです。

ところが、支払った人の感覚から言えば、最初に支払った金額は出て
行ってしまった段階で一旦ゼロとなったので、幹事Aの方は値引き
なった、幹事Bの方は値上げになった時の感覚に近いので、幹事Aの
やり方の方が高得点をもらえそうです。

テレビの通信販売のやり方はまさに幹事A方式で、値引き額に注目
させて結果的に安く感じさせることで販売につなげています。

Mental Accounting「心の会計(心の家計簿)」として行動経済学で
よく知られていることの一例になるでしょう!
交通費などの清算で、立て替えていた金額が後で戻ってくるのが、ちょっと嬉しいような時の感覚もそうです。冷静に考えれば単に自分のお金が戻ってくるだけなのに。

事実意見さらに感覚はまったく別物と思っていた方がいいということです。


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