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上流の工程で「売れるか」「売れないか」はほぼほぼ決まる

以前、「SNS運用だけでは目的達成はできない理由」を記事にしました。
今回は、その確信に迫ります!

簡単に結論から言うと、SNS運用とは、商品やサービスを買ってもらう一歩手前の工程。0から1を産み出すプロセス上の、いわば下流工程にすぎません。
その前段階として、誰に何を届けるのかといった目的や市場の選定などのコンセプト設計、ユーザーフローやオペレーションなど具体的な戦略設計、テストマーケなどを経て、その下流の工程となるのがSNSなどの運用となります。

実は、上流の工程で「売れるか」「売れないか」はほぼほぼ決まっていると言っても過言ではありません。「すでに事業を始めてしまってるよ(汗)」と思った方、心配しないでください!もちろん解決策はあります。

では本題に。
0→1でのプロセス上で、上流の工程が重要なのは何となくお分かり頂けたかと思います。
ここでのキーワードが「対立構造」。前回の投稿でも少し触れましたね。

「対立構造」とはズバリ!
一般的に当たり前のように思われ、当たり前に存在している事象に対し、不満があったり、価値を見出せないでいる部分。

例えば、
家具のサブスクリプションサービスを例に対立構造を考えてみます。
引っ越しが多い方や、一時的なオフィスを設けなければいけない場合、引っ越し先やスペースの広さなどの条件によって家具の調達が必要になってきますよね。ですが、新調するにはコストがかかり過ぎてネックになる事も...そんな「不満」を解消してくれるのが「家具のサブスクリプションサービス」。

これまでの一般的な思考が、「引っ越しやオフィス新設=家具の新調」であった所に、「引っ越しやオフィス新設=家具をレンタル」という今までとは違った視点を取り入れ、誰かの不満を解消する構造を産み出す事、これが「対立構造」です。

消費者は、より良い環境を構築するための商品やサービスを探しています。
現存する商品やサービスのどこに改善点があるのか、その商品やサービスの何に不満を感じているのかを考え、自社商品やサービスを改善すれば良いのです。

意外とシンプルですが、そこに目を向けず現状維持のままでSNS運用などの下流工程に手を付けてはいませんか?それでは目的を達成できないのが想像できますよね?時間も労力もコストもかかります...
もちろん広告費に費用を出せる大きな企業は別です。
これまで説明した内容は、費用をかける事が負担となる中小企業やスモールビジネス、フリーランスなど向けの手法です。

まずは、現存する商品やサービスに対する不満を見出してみてくださいね。
これから新しく商品やサービス設計をされる方も参考になるかと思います。

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