伝える情報は絞ることが大切。実際の事業計画書をもとに解説。
プレゼンテーションにおいて、伝えたい情報は全て伝えたいと思うことは必然だと思います。
しかし、それでは相手も退屈になり、伝えたいことを伝えられないプレゼンになってしまいます。
一流のプレゼンはさまざまな手法を活用しながら進められていますが、大前提として提示する情報を限定し簡潔にまとめているという共通点があるのです。
プロ・ビギナー・アマチュアのプレゼンの違い
簡単にプロ・ビギナー・アマチュアの違いをまとめてみるとこの通りです。
おそらくこの記事を読んでいる方の多くはビギナーの位置にいると思います。
ビギナーのプレゼンは良くも悪くもプレゼンとしては60点前後です。
必要な情報をモレなくダブりなく伝えるという事は話を整理する段階では大切なことで、
必要な情報を漏れたり、繰り返されるようでは話の価値が大きく下がってしまうのです。
「モレなくダブりなく」が60点前後の理由
以下の資料をご覧ください。
こちらの資料は筆者が企画していたイベントの初期資料になります。
資料にはモレなくダブりがないようにに調べた内容や考えが書かれています。
この資料をプレゼンするとなった時、担当者が1ページから16ページの内容を全て読み上げ始めたとしたらどう思うでしょうか。
・読めばわかることは飛ばして!
・重要なところだけ教えて!
と思うのではないでしょうか。
相手の興味は徐々に薄れ、聞き手は関係のないことを考え始めてしまいます。
どうでも良い長い説明は集中力切れにつながり、結果的に重要な部分の説明も伝わりにくくなってしまいます。
質疑応答は”話を削る”ためにある!
話を削りすぎると逆に伝わらないじゃないの?!
そう思う方も多いかもしれません。
しかし、プレゼンの最後には質疑応答の時間があります。
相手が本当に興味を持ってくれれば質問をしてくれるはずです。
削った内容は質疑応答で補えば問題ないのです。
質疑応答はそのためにある時間です。
あえて話を削り興味を惹かせることで質疑応答に繋げ、興味から成約に繋げることができるのです。
だからプロは本当に伝えたいことを絞る!
話す内容をモレなくダブりなく話すことは大前提として、
その上で必要のない内容は削り、重要な部分にのみフォーカスします。
関係のない話や資料を見ればわかることは思い切って削ることが大切です。
大幅に削って重要な部分にのみフォーカスすることで、
「ここだけは伝えたい!」
というメッセージが聞き手にも届くという仕組みになっているのです。
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