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リアル店舗の経験価値戦略⑦ 価値向上と価値創造の違い

こんにちは 松岡です。リアル店舗の経験価値戦略の第7回です。突出価値を求める際の注意点として、「価値向上と価値創造との混同」が挙げられます。

この点について、整理した上で、方向性を示します。
よろしくお願いします。

【内容】

⑴ スペック競争に陥る「価値向上」

⑵ 価値創造とは

⑶ 価値創造事例



⑴ スペック競争に陥る「価値向上」

突出価値を考える際に、単なる「価値向上」を目指しては危険です。

【お茶の提供】を例に取ると、「品質の良いお茶の提供」→「出来立ての香り高いお茶の提供」→「季節に応じた飲み物の提供」となります。

日本人に多い思考で、スペック競争に陥ってしまうのです。既知のモノサシ、既知のルールでの顧客価値の向上施策は極めてわかりやすい反面、不毛な消耗戦に陥る危険性が高くなります。当初は突出価値であっても、時間の経過とともに、競合他社が追随してくることで、当たり前になり満足度が低下していくからです。

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