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会話のタネ② スタバの新作

 皆さんご存じのスイーツ(笑)、ではなく「スターバックス」は、一定期間ごとに期間限定と称して、新作のフラペチーノを発売している。改めてフラペチーノって何?と私に聞かれても困るが、ここではとりあえず、甘味爆弾とでも考えてもらえれば問題ない。フラペチーノの多くがラーメン1杯分と同等のカロリーを有するとされていたり、されていなかったり。

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 さて、このフラペチーノ、一定期間ごとに「新作」と銘打って期間限定商品を販売しているのだが、その新作をリリースする頻度がやけに早いような気がしていたのだ。私はこの「スタバが新作を出す頻度」というのを誇張して、ネタとして会話の中に盛り込むことが多かった。

 たとえば、シンプルに「スタバの新作ってリリース頻度めっちゃ早いよね。なんか毎週出てない?」といった感じだ。もちろん毎週出てるわけがないが、そう感じるくらいリリース頻度が多いね、というスターバックスの企業努力へのある種の賛美とも捉えられるし、世間知らずな風を演じてひと笑い買うこともできる。
 この切り口であれば、会話のなかで唐突にぶっこんでも、ある程度違和感なく溶け込むので汎用性はそれなりに高い。そこからスタバの話題にも持っていくことも可能なので、会話の起爆剤としての役割も果たしてくれる。

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 "頻度が多い"という点に着目すれば、また違った展開を生むことが出来る。
 たとえば、大阪の電車の時刻表。大阪府の中心であるJR大阪駅にはほぼ毎分、東から西からひっきりなしに電車が入線してくる。この様をスタバの新作と引っかけてみると、ホームで電車を待っているときに「大阪駅って毎分電車来るよね。スタバの新作かと思った」という感じだ。正直これはあんまりおもしろくはない上に無理やりだが、使用例としてはこういった具合だというのをおわかりいただけただろうか。
 
 また、"移り変わりが早い"という点に着目してもいいかもしれない。
 たとえば、心変わりが早い、すぐに意見を変える、というシチュエーションに遭遇した時、「移り変わり早っ!スタバの新作かと思った」という感じ。この使い方であれば、相手の会話に乗っかる形で使用できるので会話の流れ的にも自然であるし、相手の選択に対して肯定も否定もしていないので、ある種の逃げの一手としても使用できる。
 そう考えると、かなり万能なフレーズな気がしてきた。

 上記の使用例に加えてちょっと変化球を入れるとするなら、"期間限定商品のために並ぶ"という点に着目してもいいかもしれない。
 街でなんらかの行列(たとえばトイレ待ちの行列)を見かけたとき、「あれ?スタバの新作出たんだ」というように素朴な感じで呟くといいかもしれない。まぁ、行列ができるのは何もスタバだけではないので、法律事務所にも出来るので、敢えてスタバである必要はないかもしれない。

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  インターネットで調べてみると、スタバの新作リリース頻度は、だいたい1ヶ月から2ヶ月くらいらしい。こう見ると確かに別に頻繁だとは言えないかもしれないが、スタバの新作が出る=季節の変わり目/変わったあと、という認識なので、時間の経過も相まってそう感じる部分もある。そういえば、街でスタバの店舗を見る度に「あーまた新作出たんだ」と言っている気がするので、高頻度なように錯覚するのも無理はない。とりわけ、私のようにスタバにそれほど執着がない人間であれば、よりそう思う。

 ということで、貴方もさっそくスタバに行って新作フラペチーノを飲みましょう。

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