人生はワゴンケースの小説
小説を7割ほど読み終えたところで、「あ、これもしかして、つまらないのでは…?」と感じてしまったときの落胆といったらない。
そう思うともうダメ。一言一句つまらない。100円で買ったから、というアドバンテージを差し引いてもつまらない。作者なりに頭をひねくり回したであろうちょっと洒落た風の言い回しに、もはや殺意さえ覚える。
安易にタイトルに惹かれて購入するとこういうことがあるから怖い。本だけに限らず、似たようなケースは、飲食店や人間関係にもありうる話だ。
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『チョコレート箱のようなものなのか?』
いうほどチョコレートを買って失敗をしたことがないのでこの比喩表現はよくわからない。私としてはここはチョコレート箱ではなく、"コンビニスイーツの新商品"にしたい。食べてみるまでわからない。
それか喫茶店。入ってコーヒーを一口飲んでみるそのときまでわからない。
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ただ、"人生である"という点には共感できる。現時点で私は人生の何割を終えたのかは定かではないが、今は未だ、人生はつまらないものだと悟ってしまいたくはない。
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