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「接ぎ木したみかんの木は長く続かない」は嘘⁇【Tara】14

またしても、通説を覆えす新事実が発覚した。

一般的には、「接ぎ木をした木は長く続かない」とされている。

でもそれには理由があった。

・昨日の積み上げ

◆note1本 生産
早津みかん園 収穫、パンフレット作成
◆IT news チェック

「接ぎ木」とは

台木と呼ばれる木(A)に、

別の木の枝(B)をぶっ刺して、

(B)の品種をたくさん増やしていく方法。

(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Grafting_of_Dekopon.jpg)


(B)をぶっ刺したところはやがて一体化して、普通に枝になっていく。

接ぎ木した木が長く持たないと言われる理由

ところが、接ぎ木の仕方が微妙だったり、元の木の枝の方が力が強かったりすると、

接ぎ木した部分から、元の木の枝(A)がニョキっと生えてくる。

国の指導方針は、

「生えてきた元の木の枝(A)を切りなさい」

である。

だって、(B)の品種を増やしたいからね。

(A)が生えてきたら目的に沿わないから切る、と言われれば

まあ、普通なのかなと思ってしまう。

ところが早津みかん園では、

生えてきた(A)はそのまま伸ばす。

そしたら収穫の時、(A)の品種も(B)の品種も混ざってる木になるから

凄く収穫しづらい…

でもそうするのはちゃんと理由がある。

接ぎ木したみかんの木も長持ちする理由

接ぎ木した部分から生えてくる枝は、

その木が「生やしたいから」生えてくる、

凄く素直で自然な枝。

ところが、

(B)を増やしたいから、元々の(A)が生えてきたらその枝は切ってしまおう

という行為は、自然の摂理に反する。

つまり、木の力がそこで一気に落ちる。

一度落ちた木の力は、戻すのは至難の技。普通に何年もかかる。

だから、

一般的な指導に従えば、接ぎ木した木は長持ちしない

という話になる。


最終的には、「剪定」という方法で、

接ぎ木をした(B)の品種だけの木になるように育てていくのだが、

コレはまた別の日に書こう。


とにかく、またしても一般的な事実とは異なる現象を体現している場面に遭遇してしまった。
自分の頭で考えて、本質を見極めるということ【Tara】6 でも触れたね)

・みかんの木の本質を知ること
 と
・自分の頭で考えること

の意味を突きつけられて衝撃的だった、

2019年、秋。


#150日チャレンジ

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