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欲求のレベル

「やりたいこと」がない子を考える(3)

「やりたいこと」は「欲求」という言葉に言い換えられます。
「欲求にはレベルがある」というのが前記事で言いたかったことです。
これはロシアの生理学者ベルンシュタインの運動学を参考にしています。
例えば、バスケットボールでは短期的には反射神経が必要になりますが、中距離的にはもう少し戦術性が必要になり、対局的には長距離で走ることが必要となります。
このように、ベルンシュタインはその階層ごとに解くべき運動の問題が異なり、人間の動作はそれぞれの階層が協応することで構築されると主張しました。
人間の行動も、短期的な意欲から長期的な意欲までが協応することによって成り立っていると言えるのではないでしょうか。

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