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「やりたいこと」ってなんだろう

「やりたいこと」がない子を考える(2)

まず、そもそも「やりたいこととは何か」を考えましょう。
「やりたいこと」にはレベルがあります。
例えば、「ご飯を食べたい」というのは「やりたい」ことです。
一方で、「医師として海外の貧しい人たちを救う」というのも同じ「やりたいこと」です。
つまり、「やりたいこと」には「ちょっとしてみたい」という短期のものから、「一生続けたい」という長期のものまで、様々なレベルがあるということです。
そう考えると、「やりたいことがない 」というのはどのレベルの話でしょうか。
大抵は「ご飯食べたいな」とか「友達と喋りたいな」とか「遊びたいな」くらいの気持ちはあります。
「やりたいことがない」と悩む子は「この1週間続けたいことがない」とか「この1ヶ月続けたいことがない」ということを意味しているのがほとんどです。
なので、僕は「やりたいことがない」と言う子には「なるほどね、君はこの1ヶ月やりたいことがないんだね」と返すようにしています。
そうすることで子どもは自分の感じているモヤモヤを正確に言語化することができるのではないでしょうか。

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