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効力感を増やすことが大事

「やりたいこと」がない子を考える(22)

現在の学校改革で話題になっているものの多くは「無力感を減らす」方法です。
確かに、無意味なしきたりはなくすべきです。
しかし、それ以上に教育で重要なのが「効力感を増やす」ことです。
「自分はやればできるんだ」という自覚をもてるようにすることです。
「効力感」を得ることができれば、多少の「無力感」は超えられるようになります。
これは、教育に携わっているとよく感じることでもあります。
例えば、ある先生が関わると子どもたちがやる気に満ちあふれる、ということがあります。
同じ学校内なのですから、子どもが制度によって感じる無力感は同じはずです。
しかし、その先生になると明らかに子どもたちが違う。
この場合、その先生が「効力感を増やす」ことに長けていることがほとんどです。
現在行われている学校改革も、「効力感を増やす」というゴールにつながらなければ、決して子どもたち大人たちが予想していた姿になることはないでしょう。

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