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吉とも出るし凶とも出る

一人暮らしってモノは素晴らしい。
お金を費やし自分の空間を手にして。
ただ狭い空間に自分の好きを
詰め込んでそれらに囲まれて。
世では"自立"という煌びやかな概念に値する。

一人暮らしをして自立をして3年が経った。
誰にもなにも言われない。
干渉されない。
邪魔をされない。
唯一無二の空間、時間が日々漂う。
ただ自立という言葉に甘えていることが
多いけど世の中の縮図にまんまと蔓延って。
理想と現実の乖離が多いことに気がつく。
3年前の輝きに満ちた自分とは今は程遠く
かけ離れてしまっている。

ただただ何もせずボーッとして。
コーヒー飲んで。
ベランダ行って。
タバコを吸って。
雲を眺めて
たまにラッキーな積乱雲に出会って
寒くなって部屋に戻る。
好きな音楽の音色と物が落ちる音色との
ハーモニーを噛み締めながら植物に水をやって。
トイレに行きたくなっても
何故かギリギリまで我慢をするゲームを開催。
たまにやってくる自炊欲。
意気込んでできた試しがない。
今日も疲れてるしと自問自答をして。
ただ意気込みは一級品。
スーパーやコンビニのお惣菜も
メンバーが固定化されて
また会ったなといただきますをして。
たまに欲に打ち勝って
美味しく作ることができた炒め物を
頬張ったりして。

あのしがらみが全くない時間は
心地いいが儚く切ない。
地球上にただ1人生きているような心地。
人類が滅亡して取り残されたような。
多少、部屋が汚れていても
どんな時間にご飯を食べても
何も言われない。
大気圏に取り残されたような感覚。
水平線が目の前に広がっているような感覚。
ただ生きてるって実感しない狭間を楽しむ。

自分自身は最強なんだと
訳もわからない自信が芽生える。
そのときの自分自身の顔を
鏡で見てみたいモノだ。

たまには実家に帰って、
懐かしむのも良し。
日当たりの良さに感動を覚えたり。
日が当たると生きた心地がする。

次住むところは
日当たりがいいところがいいなあ。

PUU

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