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組織だからこそ得られるもの

組織で誰かに合わせて生きていくことにマッチしないと思い、独立した。

独立とはすべての自由と責任を一人で負うことである。
これが肌に合う人もいれば、そうでない人もいるだろう。
自分は独立が向いていると思っていた。過去形ではなく今も思っているのだが、自分への甘えも少なからず出てくることにも気づいた。

・嫌なことからとことん目を背けられる
→楽なことばかりしがち
・誰かを教育しなくてよい
→マネジメント能力が養われず、教育の機会がない
・自分の裁量でできる
→代わりがいないため、病気や突発的な事象が怖い

人柄もよくコンサルティング会社を営んでいる同業の先輩がいる。先輩は、一人でも何でもできるであろう能力も経験も持っているが、「一人ではできることに限りがある。一人でできない世界を見たい」と組織を大きくしている。

その発想がなかった。

今まで組織の中にいるデメリットばかり見ていたように思う。
実際、独立してからは一人でできる範囲のことを行っているため、必ずしもチャレンジングなことには着手しきれていないし、影響の大きい税務判断をするときにはやはりいつまでもビビって時間を大量に費やしている。誰か審査員的にチェックしてくれれば安心できるのに。ああ、この安心と引き換えに自由を選択してきたのだ。

だからといって今すぐに組織化を、というわけにはいかないが、いつか自分と同じ道を歩んでくれる人がいるならば、組織を作ってみるのもいいかもしれない。

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