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人間五十年

人間五十年、化け天てんのうちをくらぶれば、夢まぼろしのごとくなり

50年の人生は天上界の人々にくらべれば、夢や幻のようなものだ
という意味らしいです。

今を生きる私としては人生が50年だった時代のイメージが中々つかないというのが正直なところ。

織田信長が好んで舞ったというのは有名な話ですが、彼が生きた安土桃山時代の平均寿命は30代だったそうですね。
もちろん、新生児が死亡しやすかったからこその平均寿命だと思いますが。

ちなみに100年前の大正時代ですら、平均寿命は40代。
ここ百数年で人は2倍長く生きるようになったようです。
医療関係の皆様には頭があがりません。

さらに百年後はもしかすると150歳くらいまで生きる世の中になってるかもしれませんね。

話は戻り、仮に30代で人生が終わるとなると…
人生観は恐らく我々のものとかけ離れたものになるのでしょう。

もしかすると私が悩んでいるようなチマチマしたことに目を向ける余裕はないかもしれません。

よく「明日死ぬかもと思って、日々を過ごせ」とよく言われます。
この言葉自体は無理に生き急いでいるようで好きではないですが、
精神性は参考にすべきものがあると思います。

私達が長生きできるようになったのも、ご先祖様のおかげです。
彼らの分まで長く、そして太く生きるというのは、どこか常に心に留めておくべきなのかもしれません。


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