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RHELアップグレードできない・・・

ばばあと申します。
”RHELアップグレードできない・・・”、そのときの一幕をのこしたいと思います。

―――――――

「そのサーバ、検証で使っていいよ」

ありがたや!、よろこんだのもつかのま。

「RHEL7だから、アップグレードして使ってね」

・・・

「RHEL7を最新にして、Leappを入れて、事前検証して、アップグレードすればいいから」

大きなステップはこのようになる。

”依存性を解決しました”、”完了しました!”と表示されるものの、”失敗”との文字もある。

何やらエラーが出ている。

 Error unpacking rpm package <package name>
 error: unpacking of archive failed on file /etc/...

パッケージが破損しているのか? パッケージを再取得してみる。

あれやこれやと試しているうちに、reboot後、起動しなくなってしまった。

vSphere Clientに映るコンソール画面は真っ暗で、画面中央で小さな円がクルクル回っている。

おそるおそる作業前のスナップショットに戻してみる・・・戻った(汗)

reboot後、クルクルの状態になるまで、コンソールに滝のように流れる文字列をとらえようと、

モニターにはりつき、”error”の文字列が見えた瞬間にスクリーンショットをとる。

 groupadd: failure while writing change to /etc/group

???

エラーの原因を検索してみるが、以下のどれでもない。
 ・ディスクの空き容量不足
 ・ファイルのパーミッション設定
 ・SELinuxの設定
 ・ファイルシステムの状態

/etc/... に
書き込みできない?

・・・

immutable」(イミュータブル)
イミュータブルとは「変更不可」または「不変」を意味します

chattrコマンドで、ファイルやディレクトリの削除や変更ができないように設定することができる、とある。

historyを見ると、chattrを実行した形跡がある(泣)

lsattr -R /etc/ で確認してみる。

----i----------- /etc/group

あった! ほかにもある・・・

chattr -R -i /etc で不変属性を解除し、リトライ。

今度こそ・・・

・・・

起動した!

―――――――

”RHELアップグレードできない・・・”
今回の原因は、ファイルやディレクトリの変更ができないように設定していたからでした。

むしろ、アップグレードできないことが正しい環境でした。

変更不可の設定を施していますので、アップグレードができなくて当然ですが、

「immutable」に辿り着くまでにすこしばかり時間がかかってしまいました。

よい勉強になりました。

ご覧くださり、ありがとうございました。


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