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憧れの「土喰う生活」
昨日、映画「土を喰らう十二カ月」を見てきた。それ以来、なんか私は焦っている。小説家の水上勉さんの晩年のエッセイ『土を喰う日々』を元にした物語で、二十四節季に合わせ、若くない小説家の日々が淡々と描かれていた。
水上勉さんの短編集『寺泊』などは私も読んだことがあるが、それほどの強い思い入れもなく、ただ予告編を見て気になったので、何の下準備もせずぼんやりと見ていたのだが、途中から、座禅の警策(きょう
ありがとう、曽田文子さん
曽田文子著『さいごのスケッチBook』(自費出版、非売品)ができあがり、文子さんから指定された方々への配送が終わった。国会図書館への納本、新潟と愛媛の公立図書館への寄贈も受けていただけ、大きな宿題を終えた気分だ。
自費出版だからこそ、できる本がある。価値のある一冊だと私は思う。
できあがってみると厚みが一センチほどの薄い本だが、曽田文子さんの人生がぎゅっと詰まっている。生前の文子さんを知る方