純文学は芸術!と考えて文章自体を捻って、比喩に凝ってみたりするところがだめなんだと思った。 語彙力は大事だと思うが、表現力ってそういうことじゃない。 自分を包む日常の何気ないものをどういう視点で切り抜くか、そこに意味をもたせるかが重要なのだと思ったが、実践は容易でない……。
今年出す公募の2原稿は、もちろん絶対の自信をもって送り出すのだけど、落選したら来年の創作大賞に出そう。 エンタメの方は、「件の如し」よりも数段完成度は高いので、善戦できる、はず。ただ、適合できるジャンルが難しい。ゾンビものだけどホラーじゃないし、ファンタジーでいけるか?
文学界の公募は差別を寓意的に描くことがテーマだった。 新しい長編もテーマが決まった。それについての資料も集めてきた。知識の収集をしつつ話を組み立てる。 主人公は女性。夫や職場の同僚の女性との関係を中心に描く。
修正したところを再修正して、元に戻して……。ということを繰り返している。 推敲にここまで悩んだのは初めて。削らなきゃいけないのに、気づけば枚数上限に迫ってきている。 まだ時間はあるとはいえ、悠長にしているとあっという間に過ぎてしまうので、早いところケリをつけなければ。