茉莉花
ユーリ!!!on ICE の二次創作になります。 カップリング:ヴィクトル・ニキフォロフ×勝生勇利 二次創作及びBLに理解のある方の閲覧をお願いします。 特殊設定はあったりなかったり。ヴィク勇、いいですよね(#^^#)
「はあ、はあ、はあ……ごめんなさい、ヴィクトル! でも、間に合ったよね? ぎりぎりセーフ、でしょ?」 「…………いや、時間の融通は効くからそこは別にいいんだけど」 「よかったぁ~。で、何の用? ヴィクトルってば、ここに来るようにって言うばっかりで、結局最後まで何の用事なのか教えてくれなかったし」 「用事って言うか、ちょっと、ね……」 「ふ~ん、でもここってなんか凄くない? ほら、この建物の前の道って毎日の散歩コースじゃん。だからいつも、キラキラし過ぎでしょ、眩し過ぎだよねって
こういうところは分かりやすい子なんだけど―― 愛犬を足の間に挟んでちんまりとソファに座っている教え子の姿にヴィクトルはそっと笑いをかみ殺した。心ここにあらずといった様子ながら、左手でマッカチンをあやし、右手でスマートフォンを操作している。随分と器用なことだ。小一時間ほどそうやって時間をつぶしていたようだが、どうやらゲームにも飽きてきたらしい。勇利の視線は窓とスマホの画面を行ったり来たり。唇も尖り気味だし、おとなしくしているのもそろそろ限界なのだろう。 「ねえ勇利、退屈?
「ゆうり! 大丈夫? 怪我、してない?」 慌てた様子でリンクに飛び込んできたのはヴィクトル・ニキフォロフ。フィギュアスケート界のリビングレジェンドにして、偉大なるロシアの英雄。世界一モテる男で、マイコーチで、ちょっともうよく分からないほど好きで、大好きで……まあ要するに、勇利にとって誰よりも大切な人だ。 「ああーっ、もう! あとちょっとだと思うんだけど。ねえ、ヴィクトルもそう思うでしょ?」 差し伸べられた手を掴んで勇利は立ち上がった。 「そうだね、今のは確
こんにちは。茉莉花と申します。 お話を考えるのが好きです。頭の中で考えたストーリーを文章にする作業も好き。表現に迷ったり、これじゃ伝わらないじゃん、と落ち込んだりしながら、それでも毎日PCに向かう。そんな時間が大切で、楽しくて仕方ありません。 今は二次創作メインで書いています。PixivID:16829729茉莉花 一次は全くの別名義で公開しているサイトも違うので……こちらはまたおいおいと。 昨今のコロナ禍で、参加予定だった同人イベントの中止及び延期が相次いだと