広告は死ななかった。 1999年、『パーミション・マーケティング』でデジタル時代の顧客コミュニーケーションのあり方を見つめた。ベストセラーになった。電通、博報堂からも講演やコンサルティング依頼を受けた。広告代理店のあり方も変わっていく・・・そんな予感がした。 むしろ広告は増えた。 これがデジタル前のマス広告のあり方だとすれば デジタル後はこうなる。 つまり、人々は自分のインタレスト(興味・関心)でメッセージを口コミしていく。 2012年、「フォーカス・マーケティング
ある、外資系製薬会社の新人研修を受け持った。 とびきり優秀な人がいた。今後の活躍へ期待を込め、新刊ほやほやの日経ビジネス人文庫にサイン入れてプレゼントした。 それから幾星霜。 くだんの文庫本、絶版になり、書庫にもない(ぼくは自分の本もどんどん捨てるから)。そういう時に限って必要になる。 仕方なくアマゾンの中古本を取り寄せた。開封した。表紙開いた。 サイン入りの本だった。あいつ、売りやがったな。 ぼくには運がある。そう思った(笑) ドラッカーはこの本で 「成果を
経営をAIに任せられるか? 「会社の銀行口座残高を可能な限り増やせ」 という課題を与える。 定型業務を因数分解し、「使うお金」と「入ってくるお金」の差額を計算、「工場人員は現在30名ですが、15名で可能です。15名削減し人件費減らします」といった「意思決定」は可能だろう。 「店舗フロアスタッフを3名増やすことで社会保険料、住民税その他人件費に伴う経費が増えます。営業利益への負の影響は月100万円増分です。3名増やす効果は見込めないため、今期は見送ります」 可能。 た
そら、挨拶行かな、あかんやろ 着いた。 7月2日、『「ビジネスを育てる」〜 びわ湖から愛をこめて』トークライブやるにあたり、関係の方々へご挨拶せねば男が立たん。 行くべきは三つ。 本でお世話になるがんこ堂さん と 会場を提供してくださる守山市図書館。 終了後懇親会場となるレストランも見ておきたい。 あ。これはすべて段取りしてくれたMAIDO塾生の仕事を信頼してないとか、穴を見つけようとかいう動機じゃない。 ビジネスは実行 であり、知識が豊かさをもたらす。自分がお
ネトフリで『涙の女王』観終わり、ちょっと休憩で地上波に変えた。 イオントップバリュの商品を「超一流料理人」が合格不合格ジャッジするという趣味の悪いバラエティになった。 あれ、キラいなんだよね。 なんで人が一所懸命作ったものを「超一流」とか言って、威張って審査できるんだろう。これまでローソンとかセブンとかもやり玉に上がってた。 豚シューマイ 9個入り386円。安い。 「超一流」料理人のおっさん三人が賞味。 なんだかんだ言う。 「たけのこのスジが残ってる」 いちゃもん
会議室の冷房がきつ過ぎて寒い。 どうやら全館冷房のようでこの部屋をいじっても変わらないようだ。 係の人もあれこれやってくれるが、それでも寒い。 窓から見える外の陽気がうらやましい。 午後、もうがまんの限界、というところまできた。 休憩時間とし、メンバーはそれぞれ部屋の外へ出たりいろいろ。 ぼくは窓枠を使って腕立て伏せやった。 手前のところに手のひら当てて。 20回やったら、ポカポカしてきた。 会議の成果を上げるための快適な室内空気の提供 という意味では、エア
起業やらフリーランスやらビジネスやるのに 「わたし、お金まわりは苦手で・・・」 と言う人がいる。 ドリブル苦手だけどサッカーのプロになりたい フライ打てないけどメジャーリーグの選手になる というのと同じで、それ、おかしいです(笑) 日本経済は、どんどん縮んでる。 円の価値は下がっていく。 1995年、円がドルに対して80円(実質的には75円まで行った記憶がある)だった。当時100万円貯金したとして、2024年までにもらえる金利は6万円、106万円になる(Googl
書店を窮地に追いやったのは書店ではなかった。 外野も外野、ウォールストリートの株屋ジェフ・ベゾスだった。 「本をネットで売る? あり得ないよ」書店は思った。 フタを開けたら、「大いにアリ」だった。 「電子書籍? 小さな画面で、誰が読むの?」 Kindle、みんなから大歓迎された。 いまや子どもの学校教育にも使われている。塾のテキストも、タブレットだ。 トヨタを焦らせたのは車メーカーじゃなかった。 外野(テスラ)。 えんぴつや消しゴム、ノートなどの文具を崖っぷちに
「髪の毛、一本でも多い方がエラい」 がプレミアム 「丸坊主でもカッコいい」 がラグジュアリー 10,000円のカレーがプレミアム オカンのカレーがラグジュアリー ホテルはこのプレミアムとラグジュアリーを勘違いしているところが多い。 増やせばプレミアム もっと増やせばラグジュアリー と思ってる。違うのに。 たとえば 「バスタオルの数を2枚より3枚に増やすとプレミアム感が出ますね」 「部屋の広さをもう10平米増やしましょう。ラグジュアリー感満杯です」 「インバウ
お金を稼ぐには、どうすればいいか。 モノの値段を知ることが第一歩かもしれない。 タモリが「自分では買わないけれど、でも、ネギがいまいくらなのか、ということは知っておいたほうがいい」と何かで言っていて、なるほどなあ。 クラシコム・青木耕平さんと話してて、「モノの値段を知るのが好き」とおっしゃっていたのが印象的だ。 自身のビジネス・・・暮らしの道具・・・の値段に限らない。 映画『青葉家のテーブル』制作にあたり 映画に関わる人全員に取材した。 「できれば食事を共にする」
競合は機能で生まれる。 唯一無二のブランドは感情で生まれる。 世の中、機能ばかりになった。 iPhone、いまは15なのか14なのかわからんが、新製品発売されたとて、それが何? やれカメラがどーの、やれなんとかがどーの、言われたところで、しょせん機能やん。要る人はいるのかもしれないけど、世の中の大半の人は気づかない「バージョンアップ」だ。 初代とiPhone4とは決定的な違いがあった。 ワクワクが大きかった。 価格差はそのワクワク・・・感情・・・を満たして十分おつり
シャワー浴びると、降りてくる。 クライアントさんのロゴを含め、ブランド構築の仕事に取り組んでいる。 ロゴにはコピーを添えたい。 ミーティング中には浮かばなかったのだが、帰宅し、シャワー浴びてたら降りてきた。メモするわけにいかない。 忘れないよう、脳内で繰り返し、お風呂上がってすぐ書いた。 こういうのは、一晩寝かせる。 なぜなら、「降りてきた」以降の数時間は、脳が「あっちの世界」とつながったまま。つまり、Wi-Fiがオンのまま。 「降りる」というのは、あっちの世界
一見、世界経済は「逆風に強く持ちこたえている」かに見える。 アメリカ経済は中国との貿易戦争がエスカレートしても伸ばしてる。 ドイツはロシアがガス供給をストップしたけれど、経済破綻することなく持ちこたえている。 中東の戦争で石油が止まってない。 でも、何かが起きている。底で。 『エコノミスト』が総力あげて、この「新しい何か」の動きを特集している。読み応えたっぷりだ。 キィワードとして面白く思うのが、「fragmenting(断片化)」。 これまでの世界経済はアメリ
製品として作られた独楽はきれいに回る。 家の経済状況を知っているから、ノボルは買って欲しいとは言わない。 だから自分の手で作る。「澄む」美しい回転は無理だが、個性ある回転になる。 ここまで読んで、昨日のスギ薬局とメリッサ(リーガロイヤルホテル大阪)を思い出した。 スギ薬局に入って、すぐ右手がレジカウンター、そこで男女の店員が談笑している。いらっしゃいませ、なし。 商品を2つ手に取り、レジへ。男女のおしゃべりは止まらない。セルフレジをしろ、ということなんだろうが、スギ
阪本はフォーカス・マーケティング創始者だから、塾生もマス・マーケティングやらないだろう と思われがちですが、そんなことはなくて、マス・マーケティングの亡霊はいまも健在です(笑) 滋賀県で新刊イベントやることになり、企画を買って出てくれた塾生。 ありがとう。 「企画はまずお金まわりから」 ということでスプレッドシート共有しあれこれやってるんだけど チラシ3万円 チラシ置いてもらうのに2万円 合計5万円 が予算計上されてる。 5万は大きいよ。 チラシの集客効果はコ
退職代行「モームリ」(ネーミングが秀逸(笑))によると連休明け5月7日はこんな感じだったらしい。 「働く」ということをずっと見つめている。 第一に、経営コンサルタントとして 第二に、シングルマザーの就労支援をミッションとするNPO JW-UPの理事長として 社会の「働く」を知る必要があるから。 この記事にも書いたように、これからすべて「働く」はフリーランサー的な姿勢が求められる。 同じフリーランサーでも 「成果」を売る人 と 「時間」を売る人 に分かれる。