ふつつか者の概念を捨てた日
わたしの人生では、大事な日はいつも雨が降ります。降らないときももちろんありますが、雨が降って「やっぱり雨だ」と思うことがよくあります。
夫にプロポーズされた日も、雨が降っていました。六本木ヒルズの階段でした。プロポーズするなら雨の日にしてね、なんて申し合わせたわけでは、もちろんありません。結果として雨が降っていました。二人で傘をさして歩いている途中の、階段の踊り場でした。
書きながら気づいたのですが、もしかしたら、夫も雨の種族なのかもしれません。今度聞いてみます。もし彼も