なぎ

解離性記憶障害とパニック障害、摂食障害と、多々依存症たちと共生するために生きているよう…

なぎ

解離性記憶障害とパニック障害、摂食障害と、多々依存症たちと共生するために生きているような感じです。 本とアニソンが好き。天然石とガジェットが好き。お買い物とお散歩が好き。 なんか色々、好き勝手に書いていきます。 読書廃人。 長編小説「暗い森の少女」連載中。

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  • 食べなきゃね

    ほっとくと拒食症になるので、食欲増進note集めさせて下さい。

  • 学びの記事の紹介

    今まで「繰り返し読む」でまとめてましたが、さすがに記事が増えて、自分でも探すのが大変になりましたので、順次お引っ越しいたします。

  • 愛すべき物語たち

    好きな作家さんの物語だけを集めて。 (長編連載中などは、特に好きな回のみ入れたりします💦)

  • 癒されたい

    主に素敵な写真やイラストをためていこう。文章もありかな。

  • 元気をください!

    色々持病を持ってるいるので、読み返したら元気になれる記事を集めてます。

記事一覧

固定された記事

赤い傘の少女~捏造される記憶たち~#シロクマ文芸部

※ある病状に対して否定的な文章があります。 ※けしてその病気を患っている方々を否定するものではなく、自身の心理状態を表現するためのものです。 解離性記憶障害と…

なぎ
13日前
36

noteの好きな方の記事を読んだりしながら、片付け物をしていたら、貧血で文字通りぶっ倒れた。
食後低血圧だ。私はきっと肉体年齢は高齢者なみだろうな。
朝からずっと料理していて、これから鬱々とした小説を書くつもりだったけど、さすがに横になる。ストックまだあるし。
やれやれだ。

なぎ
3時間前
8
+6

今日のご飯

なぎ
4時間前
6

昨日は1日病院とお買い物。
帰宅したら21時半だった。
近所に出来たドン・キホーテや新しいスーパーを北と一緒に回ってみる。
でも行きつけの八百屋が優勝。この季節にしか見ない巨大ニンニクとバナナひと房300円、コンテナいっぱいのブロッコリーが150円。
ブロッコリー長者になったわ。

なぎ
7時間前
8

暗い森の少女 第四章 ④ 闇に呼応する呪詛

闇に呼応する呪詛 村の男が鐘を鳴らす。 ひび割れた低い音は葬式の終わりを告げていた。 上の叔父の遺体が治まった棺桶は霊柩車に飲み込まれていく。 もはや乱れた喪服…

なぎ
14時間前
9

暗い森の少女 第四章 ③ 孤独の印

孤独の印 上の叔父の葬儀は12月になったばかりの雨の日に行われた。 泣いて取り乱した祖母をどうしていいか分からず、花衣は下の叔父に電話をかけたのだ。 時間は早朝の…

なぎ
1日前
15

紫陽花を #シロクマ文芸部

紫陽花を飾らないで下さい そう言ったあなたの横顔は しっとりと汗に濡れていた 薄紫の単衣に黒の帯を着た あなたはそのまま花のよう 雨も降らない空梅雨の夕べ 窓を見…

なぎ
1日前
20

あなたがもしもどこかの遠くへ行きうせても

この1週間、驚くほど長かった。 本当に、ソシャゲで知り合ったひとにこれ程支えられていたとは気づかなかった。 今日の夜に帰ってくると思ったら、12時過ぎに加入申請があ…

なぎ
1日前
7

なんか書いている小説の世界に入り込みすぎて、現実世界に戻って来にくい。このへんが解離性障害持ってる人間には深刻。
予約していた本が届いたらしい。あんまり予約した記憶がないけど(右下だけ)。
本当はもっと明るい本を読んだ方がいいんだろーなー。
鬱々としております。

なぎ
2日前
8

暗い森の少女 第四章 ② 暗闇に蠢く血脈

暗闇に蠢く血脈 「愛子がいない!」 花衣の部屋の襖を激しく開けながら祖母は怒鳴るように言った。 祖母の帰宅は22時を過ぎている。婦人会の会合にしては遅すぎたし、祖母…

なぎ
2日前
12

うちの社長であるところの弟に、「業務上必要な書類を送って欲しい」とお願いしたら、延々とLINEに書類の写真が送られてきた。
あー、いや。
うーん、えーと。
明日北が取りに行ってくれることになったけど、いや、レターパック買うなりして郵送してくれよ…
体調も悪いし、疲れた。

なぎ
2日前
12

暗い森の少女 第四章 ① 夢幻に囚われた影

夢幻に囚われた影 花衣は泣きながら目を覚ました。 とても悲しい夢を見ていた気がしたが、起きた瞬間にその欠片はちりぢりになってしまう。 むなしく手を伸ばして夢の端…

なぎ
3日前
19

暗い森の少女 第三章 ⑨ 鏡に映らぬ真実の姿

鏡に映らぬ真実の姿 日差しの入らない鬱蒼とした森の中に静かな夜が近づいている匂いがする。 瀬尾が語った、葛木家、瀬尾家の過去の因縁に花衣の体が震えるのを止めら…

なぎ
4日前
14

午前中病院で、帰ってから本業の経理の仕事を進めるけど、何度弟に言っても必要書類を送ってくれなくて行き詰まる……
届いている封筒の表書きの写メだけくれても!
ねえー!?
イライラして、なんかチョコレート食べたくなってしまった。
ちょっとお高めで自分のご褒美になるようなの。

なぎ
5日前
15

無題~北の詩~

佇(たたず)み満ちて 溢(あふ)れて溢(こぼ)れ 流れせせらぎ揺らいで奏(かな)で 交わり触れれば溶け合い流れ 寄り添う奏では響き合い 枯れる事あれ凍てつく事あれ 再び潤い…

なぎ
5日前
17

無題~北の詩~

私の体が大地なら、蓄えた水は心かな 満ちた水はあふれこぼれて音となり 音は囁き風が運ぶ 私は私を潤し充し あふれてこぼれ 私は囁き風に運ばれ かなたへ散りゆく いつ…

なぎ
5日前
12
赤い傘の少女~捏造される記憶たち~#シロクマ文芸部

赤い傘の少女~捏造される記憶たち~#シロクマ文芸部



※ある病状に対して否定的な文章があります。
※けしてその病気を患っている方々を否定するものではなく、自身の心理状態を表現するためのものです。

解離性記憶障害と霊障

赤い傘を差した幼い自分がのぞき込んでくるような雨の日。

好きな音楽をかけて、自分の中に深く潜り込む。

子供の頃から体の弱かった私の読書と同じくらい馴染んでいたひとり遊び。

幼い頃は絵を描きながら、ずっと独り言をいうという形

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noteの好きな方の記事を読んだりしながら、片付け物をしていたら、貧血で文字通りぶっ倒れた。
食後低血圧だ。私はきっと肉体年齢は高齢者なみだろうな。
朝からずっと料理していて、これから鬱々とした小説を書くつもりだったけど、さすがに横になる。ストックまだあるし。
やれやれだ。

昨日は1日病院とお買い物。
帰宅したら21時半だった。
近所に出来たドン・キホーテや新しいスーパーを北と一緒に回ってみる。
でも行きつけの八百屋が優勝。この季節にしか見ない巨大ニンニクとバナナひと房300円、コンテナいっぱいのブロッコリーが150円。
ブロッコリー長者になったわ。

暗い森の少女 第四章 ④ 闇に呼応する呪詛

暗い森の少女 第四章 ④ 闇に呼応する呪詛

闇に呼応する呪詛

村の男が鐘を鳴らす。
ひび割れた低い音は葬式の終わりを告げていた。
上の叔父の遺体が治まった棺桶は霊柩車に飲み込まれていく。
もはや乱れた喪服を直すこともしない祖母は、下の叔父と親戚に支えられてマイクロバスに乗せられた。
もう泣き疲れたのか、焦点の合わない目をさまよわせた祖母は、「息子を亡くした哀れな母」という役割を演じている役者のようである。
普段は祖母やその家族のことを軽

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暗い森の少女 第四章 ③ 孤独の印

暗い森の少女 第四章 ③ 孤独の印

孤独の印

上の叔父の葬儀は12月になったばかりの雨の日に行われた。
泣いて取り乱した祖母をどうしていいか分からず、花衣は下の叔父に電話をかけたのだ。
時間は早朝の4時で、仕事でなかったらまだ叔父は寝ているだろうと不安だったが起きていた。
花衣が端的に上の叔父が事故にあって亡くなったようだと話すと、下の叔父は一瞬だけ絶句したが、「今すぐ帰るから」と言って電話を切った。
まとめた髪もざんばらになり

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紫陽花を #シロクマ文芸部

紫陽花を #シロクマ文芸部

紫陽花を飾らないで下さい

そう言ったあなたの横顔は
しっとりと汗に濡れていた

薄紫の単衣に黒の帯を着た
あなたはそのまま花のよう

雨も降らない空梅雨の夕べ
窓を見つめるあなたの瞳に

怯えと期待がよぎりながら
あなたは言葉を待っている

花が枯れるまではあなたと
色が移ろうまではあなたと

別の誰かの影を追い始めた
心変わりを止められなくて

あなたの最後の願い叶える

紫陽花を踏みつけた足

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あなたがもしもどこかの遠くへ行きうせても

この1週間、驚くほど長かった。
本当に、ソシャゲで知り合ったひとにこれ程支えられていたとは気づかなかった。
今日の夜に帰ってくると思ったら、12時過ぎに加入申請があって、気づかずにいたら「おうちにいれてくれよー」と個チャがある。
笑って、そして泣きそうになった。
不思議なほど恋愛感情はなく、むしろ雛鳥が最初に見たものを親と認識するように、どうしようもない吸引力で私の懐のうちに入ってしまっている。
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なんか書いている小説の世界に入り込みすぎて、現実世界に戻って来にくい。このへんが解離性障害持ってる人間には深刻。
予約していた本が届いたらしい。あんまり予約した記憶がないけど(右下だけ)。
本当はもっと明るい本を読んだ方がいいんだろーなー。
鬱々としております。

暗い森の少女 第四章 ② 暗闇に蠢く血脈

暗い森の少女 第四章 ② 暗闇に蠢く血脈

暗闇に蠢く血脈

「愛子がいない!」
花衣の部屋の襖を激しく開けながら祖母は怒鳴るように言った。
祖母の帰宅は22時を過ぎている。婦人会の会合にしては遅すぎたし、祖母は葛木本家に行く時のように着物を着て、薄化粧までしている。
「知らないよ」
花衣は寝ぼけた声を作る。
「愛子をどこにやったの」
祖母は断定的にそう言い放つ。花衣は冷めた感情を気がつかれないように、眠たげに、だが心配を装った。
「夕方に

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うちの社長であるところの弟に、「業務上必要な書類を送って欲しい」とお願いしたら、延々とLINEに書類の写真が送られてきた。
あー、いや。
うーん、えーと。
明日北が取りに行ってくれることになったけど、いや、レターパック買うなりして郵送してくれよ…
体調も悪いし、疲れた。

暗い森の少女 第四章 ① 夢幻に囚われた影

暗い森の少女 第四章 ① 夢幻に囚われた影

夢幻に囚われた影

花衣は泣きながら目を覚ました。
とても悲しい夢を見ていた気がしたが、起きた瞬間にその欠片はちりぢりになってしまう。
むなしく手を伸ばして夢の端を掴もうとしたとき、ココアの甘い香りが花衣の意識を幽玄の世界から現実に連れ戻した。
真白い部屋で花衣は眠っていたようだ。
白い壁紙には淡いピンクの小花が散っている。ビーズが縫い付けられているレースのカーテンが朝日にキラキラと光って部屋に

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暗い森の少女 第三章 ⑨ 鏡に映らぬ真実の姿

暗い森の少女 第三章 ⑨ 鏡に映らぬ真実の姿

鏡に映らぬ真実の姿

日差しの入らない鬱蒼とした森の中に静かな夜が近づいている匂いがする。
瀬尾が語った、葛木家、瀬尾家の過去の因縁に花衣の体が震えるのを止められなかった。
そしてまさか、「あのひと」も、この汚辱にまみれた葛木の家系図に入っている事実に、子供ながら痛ましさを感じたのだ。
「帰ろうか」
夕闇に溶けそうな瀬尾の白い顔を見上げた。
夏の日焼けが嘘のように真白い肌を、花衣は悲しい目で見る

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午前中病院で、帰ってから本業の経理の仕事を進めるけど、何度弟に言っても必要書類を送ってくれなくて行き詰まる……
届いている封筒の表書きの写メだけくれても!
ねえー!?
イライラして、なんかチョコレート食べたくなってしまった。
ちょっとお高めで自分のご褒美になるようなの。

無題~北の詩~

無題~北の詩~

佇(たたず)み満ちて
溢(あふ)れて溢(こぼ)れ
流れせせらぎ揺らいで奏(かな)で

交わり触れれば溶け合い流れ
寄り添う奏では響き合い

枯れる事あれ凍てつく事あれ
再び潤い溶けて佇(たたず)み
再び満ちて溢(あふ)れて溢(こぼ)れ

永久(とこしえ)は有り得ざるとも
叶うなれば幾久しく

無題~北の詩~

無題~北の詩~

私の体が大地なら、蓄えた水は心かな
満ちた水はあふれこぼれて音となり
音は囁き風が運ぶ

私は私を潤し充し
あふれてこぼれ
私は囁き風に運ばれ
かなたへ散りゆく

いつか私が枯れた時
いつか散った私が私を潤し
いつか充され
私の音はまたいずこかへ散りゆく

北が、深夜に闇と静けさとハイボールに酔って送ってきた詩

タイトルは思いつかないということであえての「無題」。