カンボジア太郎

人生の半分以上をカンボジアで過ごし、セミリタイヤした今もカンボジアで暮らすおじさんの備…

カンボジア太郎

人生の半分以上をカンボジアで過ごし、セミリタイヤした今もカンボジアで暮らすおじさんの備忘録。テレビ番組のコーディネートやコンサルなどの一部事業は現役で続けています。ご連絡はcambodiatarojapan@gmail.comまで。

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【日本とカンボジア】終戦後のシアヌーク国王の訪日とその背景について

まだ使い勝手が分かっていませんが、はじめての投稿です。来年の日本カンボジア国交樹立70周年記念に向けて、両国間の隠れた交流や歴史などいろいろ調べていますが、まずは終戦後のシアヌーク国王の訪日とその背景について簡略にまとめてみました。 1952年の春に、ラ・マルセイユ号で観光客として初めて日本を訪れています。残念ながら、どこに行かれたのか、詳しい資料はまだ見つかっていません。 2回目の訪問は、1953年4月23日から5月13日にかけて、独立十字軍運動のため、「微行」の資格で

    • 【カンボジアニュース】訪韓中のマネット首相夫妻との昼食会に尹大統領夫人が出席。5ヶ月ぶりに公の場に。

      韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領夫人の金建希(キム・ゴンヒ)氏が、韓国を公式訪問したカンボジアのフン・マネット首相夫妻との昼食会に出席しました。大統領夫人が公の場に姿を見せるのは、尹大統領とオランダ訪問から帰国した昨年12月15日以来、約5カ月ぶりとなります。 大統領室が当初発表した日程には大統領夫人の出欠が記されていませんでしたが、本日16日午前の修正日程で出席することが確認されていました。首相の公式発表素材には、マネット首相夫人のアップはあるものの、大統領夫人の大き

      • 【カンボジアニュース】マネット首相が巨大詐欺事件被害者への支援担当を任命

        5月13日、マネット首相はカイ・テック上級大臣(王国政府弁護士団代表)をブリリアントシティ・ワールドグループによる巨額詐欺事件の被害者支援の担当として任命しました。 この事件に関連し、シェムリアップ州裁判所付属検察庁は3月13日にレン・チャンナ(36歳)と共犯者のチャン・キム(30歳)、フォン・サミアン(31歳)を詐欺等の罪で起訴したと発表しています。 チャンナとその共犯者らは、ブリリアントシティ・ワールドグループの開発プロジェクトを通じて家や土地の頭金を支払った、あるい

        • 【カンボジアニュース】タイで発生した韓国人コンクリート詰め殺人事件の犯人をプノンペンで逮捕

          隣国タイで韓国人が誘拐され、パタヤ郊外の貯水池でコンクリート詰めの遺体で発見された事件で、容疑者の1人Lee Yong Jinがプノンペン都内の住居で逮捕された。残る1人の容疑者Kim Hyeonng Wonは現在も逃走中。 タイ警察によると、被害者は先月30日にタイに入国した。その後今月7日に犯人から被害者の母親に電話があり、「息子が麻薬を捨てて我々に損害を与えたので、300万バーツ(約1300万円)を身代金として支払え。支払わなければ息子は殺されるだろう」と身代金を要求

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        【日本とカンボジア】終戦後のシアヌーク国王の訪日とその背景について

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          【カンボジアニュース】JAXAの観測データを活用し、日本から洪水予測マップ提供

          国土交通省は来年度から、カンボジア、タイ、ベトナム、インドネシアの東南アジア4か国を対象に、洪水被害の軽減に向けた支援として、衛星データを活用して大雨による浸水予測を示す「水害リスクマップ」を提供する予定です。新興・途上国「グローバル・サウス」への関与を強化し、これらの各国で影響力を強める中国に対抗する狙いがあります。 4か国では地上の観測データが不足しているため、宇宙航空研究開発機構(JAXA)などが運用する「衛星全球降水マップ(GSMaP)」の観測データを活用して洪水シ

          【カンボジアニュース】JAXAの観測データを活用し、日本から洪水予測マップ提供

          【日本とカンボジア】シハモニ国王誕生日と日本のご縁

          シハモニ国王の71歳の誕生日に際し、心よりお祝い申し上げます。 国王は、1953年5月14日に誕生されました。父はシアヌーク前国王、母はモニニアット王太后です。国王のお名前は、ご両親の名前から「シハ」と「モニ」を組み合わせて名づけられました。本当は、もっと長いお名前をお持ちです。さて、国王の誕生日と日本のご縁について紹介したいと思います。 国王のご幼名は「トウキョウ(東京)」で日本に由来があります。 当時フランスからの完全独立のために独立十字軍運動を指揮していた父親のシ

          【日本とカンボジア】シハモニ国王誕生日と日本のご縁

          【カンボジアニュース】ミネベアが新たな工場建設を発表

          ミネベアミツミ(長野県北佐久郡)は10日、カンボジア第2工場を建設すると発表しました。首都プノンペンの北西約170キロのポーサット州クラコー地区で約50ヘクタールの土地を賃借し、2025年に一部建設を開始します。2027年3月期中には機械加工品の製造を一部開始する予定です。 同時に、新工場に電力を供給する太陽光発電所もクラコー地区に建設予定です。出力50メガワット(MW)で、2026年3月期中の運転開始を見込んでいます。 ミネベアミツミはカンボジア第1工場をプノンペン経済

          【カンボジアニュース】ミネベアが新たな工場建設を発表

          【日本とカンボジア】カンポット州タニで建設された幻の日本軍飛行場

          カンポット州に地元民が「日本平原」と呼ぶ場所があります。第二次大戦時に日本軍が飛行場を作った跡地だと言われていますが、何も痕跡は残っておらず畑があるだけでした。古老によると飛行場で使用されていた砂利等の資材は、長年にわたって近隣住民が再利用していたそうです。 衛星写真で調べてみると、滑走路の痕跡が確認できます。戦史ではコンポントラーチに飛行場があったようですが、ここは40kmも離れています。果たして同一の飛行場なのでしょうか。謎を解き明かしてみようと思います。 ----

          【日本とカンボジア】カンポット州タニで建設された幻の日本軍飛行場

          【カンボジア生活】TSUTAYAが来年プノンペンに進出予定

          カルチュア・コンビニエンス・クラブと双日の合弁会社であるTSUTAYA BOOKS Malaysia Sdn. Bhd.は、カンボジアでデベロッパー事業やホテル事業などを展開するUrban Living Solutions Co., Ltd.と、カンボジアにて、2034年までに「TSUTAYA BOOKSTORE」を6店舗出店する旨のフランチャイズ包括契約を締結したと発表しました。 2025年にはカンボジアの首都プノンペンに、カンボジア1号店目の「TSUTAYA BOOKS

          【カンボジア生活】TSUTAYAが来年プノンペンに進出予定

          【カンボジアグルメ情報】カンポットの鶏ご飯

          胡椒の産地としても有名なカンポットの旧市街にある、華人の鶏ご飯のお店で、遅めの朝ご飯を食べています。鶏ガラで炊いたご飯が絶品です。 実はカンボジアにはアンコール王朝の時代から胡椒は存在したものの、特産品ではありませんでした。近世になってから、潮州や海南島出身の中国移民によってカンポットで胡椒農園の開発が始まったと言われています。 その子孫が経営するこのお店。昔からカンポットに来ると必ず食べに来る店ですが、看板にはクメール語だけで「海南鶏飯」と大きく記されています。店の中を

          【カンボジアグルメ情報】カンポットの鶏ご飯

          【カンボジアニュース】北朝鮮がテロを準備中と韓国当局が発表、警戒対象にカンボジアも

          北朝鮮が韓国大使館関係者や一般国民に対してテロを準備中との情報があり、韓国政府は2日付でカンボジアを含む5つの在外公館について、テロ対策のレベルを「関心」から「警戒」へと2段階引き上げました。 (テロ対策は「関心」「注意」「警戒」「深刻」の4段階に設定されており、「警戒」はテロが実際に起こる可能性が高い状態を意味します。) 韓国国務調整室対テロセンターと韓国外交部は2日に「テロ対策実務委員会」を開催し、カンボジア、ラオス、ベトナムの大使館とロシアのウラジオストク、中国の瀋陽

          【カンボジアニュース】北朝鮮がテロを準備中と韓国当局が発表、警戒対象にカンボジアも

          【日本とカンボジア】トヨタの組み立て工場が完成

          昨日プノンペン経済特区で、豊田通商の自動車組立工場の完成式典があり、参列してきました。 マネット首相以下多数のカンボジア政府高官や、植野篤志特命全権大使の臨席のもと、式典は盛大に開催されました。首相は「カンボジアの経済発展に大きく寄与する」と評価するとともに「従業員への職業訓練とともに、国内企業からの部品調達を検討してほしい」と裾野産業の広がりにも期待を表明していました。 式典の後には工場見学が行われました。投資額は3680万ドルで、生産能力は年間6000台。ピックアップ

          【日本とカンボジア】トヨタの組み立て工場が完成

          【カンボジアニュース】日本語を話すカンボジア人に、高給で怪しい仕事の勧誘が多発

          最近シェムリアップでは、日本語が話せるカンボジア人を対象に、高額の仕事を勧誘や斡旋する事例が多数聞こえてきます。仕事の内容は日本語文章の校正や、日本人とビデオチャットで世間話するなどの簡単なものであるとの説明で、優秀な人は月給1万ドルになると説明されることもあるようです。 最近では、コロナの影響で撤退した日系旅行会社の事務所スタッフがまとめて採用されたり、シェムリアップで日本人に雇用されていたスタッフが引き抜かれる事例も散見されます。 雇用形態は、日本人が代表を称する現地

          【カンボジアニュース】日本語を話すカンボジア人に、高給で怪しい仕事の勧誘が多発

          【カンボジアニュース】東南アジアに熱波、カンボジアでは最高気温42℃の可能性

          東南アジアや南アジアで、記録的な暑さが続いています。カンボジアでは首都プノンペンで40℃を記録したほか、タイの首都バンコクでは4月22日に42℃を記録し、タイ保健省は熱中症が原因と思われる死者が30人を超えたと発表しています。バングラデシュでは首都ダッカで40.5℃を記録し58年ぶりの猛暑となり、ラオスやベトナムでも4月として記録的な高い気温となっています。 カンボジアの水資源気象省によると、近年でも異例の熱波により最高気温は42℃まで上昇する可能性があると言われています。

          【カンボジアニュース】東南アジアに熱波、カンボジアでは最高気温42℃の可能性

          【カンボジアニュース】日本の鉄道車両がカンボジアに到着

          JR北海道の「キハ183系」がカンボジアに売却され、本日27日カンボジアのシアヌークビル港に到着しました。 昨年3月に定期運行を終えたJR北海道の特急型ディーゼル車「キハ183系」の11両が、カンボジアの鉄道会社「ロイヤル鉄道」へ売却され、15日に函館から出港していました。改修後はプノンペンからタイ国境までの路線で使用予定です。 キハ183系は旧国鉄によって1979年に開発され、特急「北斗」「オホーツク」などとして運行していました。中古鉄道車両の輸出実績がある東京の貿易商

          【カンボジアニュース】日本の鉄道車両がカンボジアに到着

          【カンボジアニュース】日本を含む7カ国と租税条約(二重課税防止協定)を協議中

          二重課税防止協定(DTA)の発効によって、税制の違いで生じる二重課税を防ぐことによる投資環境の改善が進むとともに、脱税及び租税回避の防止が期待されています。 カンボジア政府は、日本など7カ国との間で協定締結に向けた協議を進めています。日本は既に86本の条約等により、既に155の国や地域を対象に租税条約のネットワークを持っています(2024年4月1日現在)が、これにカンボジアも加わることが期待されています。ただし財務省の「現在の正式交渉国」のリストにはカンボジアの名前は確認で

          【カンボジアニュース】日本を含む7カ国と租税条約(二重課税防止協定)を協議中