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【カンボジアニュース】マネット首相が巨大詐欺事件被害者への支援担当を任命

5月13日、マネット首相はカイ・テック上級大臣(王国政府弁護士団代表)をブリリアントシティ・ワールドグループによる巨額詐欺事件の被害者支援の担当として任命しました。

首相による任命のレター

この事件に関連し、シェムリアップ州裁判所付属検察庁は3月13日にレン・チャンナ(36歳)と共犯者のチャン・キム(30歳)、フォン・サミアン(31歳)を詐欺等の罪で起訴したと発表しています。

起訴についての裁判所付属検察庁発表

チャンナとその共犯者らは、ブリリアントシティ・ワールドグループの開発プロジェクトを通じて家や土地の頭金を支払った、あるいは高金利の開発基金に預金したとされる数千人からの告訴を受け、逮捕されていました。

逮捕についての発表

去る2月中旬、プロジェクトに投資した人々の被害についてのSNS報道を見たマネット首相は、サイ・サムアル副首相兼国土整備・都市計画・建設大臣とプラック・ソフォアン・シェムリアップ州知事に対して調査を指示していたと述べています。副首相は、任務に従い、可能な限りの解決策を見つけるために調整しようとしましたが、それは不可能でした。当局の調査によると、このプロジェクトは実体がなくまたネズミ講だったと見られています。

3月12日に首相は捜査の結果に基づいて、法執行機関に対し、法を厳格に執行し現行の手続きに従ってチャンナを逮捕し法廷に送るよう命令したとのことです。また3月13日には、勅令によりオクニャーの称号も剥奪されています。

カンボジアで空前絶後と思われる巨額の詐欺事件ですが、首相のリーダーシップにより何らかの被害者救済が行われることが期待されます。

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