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人生と映画 Ⅰ

こんにちは。

最近忙しさにかまけて毎日のように観ていた映画も観れないことに寂しさを覚える毎日です。

人間とはどうしても忘れゆく生き物で、頭の中で映像や感情はすぐに流れるのに最近口では”あれ、タイトルがすぐに出てこない…!”となります。

定期的にこうやって文字に起こして記憶に残していきたいと思います。


人生と共にある映画

映画が大好きな方なら、この言葉の意味がすぐに分かるかと思います。

人の感性は本当に様々で、好きなものに対する熱量も考え方も価値観も全く違います。

私は性格上好きなものに対する熱量が半端ないと周囲の人たちからもよく言われ、映画はエンタメの一種と考える人も多いかと思います。

私の中では映画は自分の人生、It's My Life~!とBon Jovi先輩を歌いたくなるくらいです(笑)

私が映画の話をし始めると大半の人は


皆さん基本画像のような反応です(笑)
熱量が強すぎるんでしょうね…

そのくらい映画は私の人生と共にあるコンテンツです。
だからこそ最近観れていないことが友人と喧嘩した時のような、悲しい気持ちになります。

少しでも映画を観たあの時の感覚を感じていたい、余韻に浸りたいと思いたち、noteに少しずつでも文字に起こしていこうとなりました。

いろんな方に新しい映画を知るきっかけや、映画に対する向き合い方、私もこの映画好き!という共感などいろんなことを分かち合えたらうれしいなと思います。

この記事はシリーズ化というか、定期的に書いていきたいと思っており、今日はその第1回目ということで、本当にたくさんの映画を観てきて大好きな映画はいっっっぱいあるのですが!成長する過程で私に間違いなく影響を与えたであろう映画を私の成長とともに一つずつ、大事に書いていけたらなと思います。

天使にラブソングを(1992)


私は90年生まれで母が映画好き。
私の中での初ウーピー作品(この後母が見ていたゴースト/ニューヨークの幻にも出演していたことを知る)

母は自分の好きな映画をお掃除や料理しながら何回も見るのが好き。
当時小さかった私は基本お家で母が流し見している映画を観て育ちました。

天使にラブソングをが流れていた時のことは鮮明に覚えています。
まだ小学校にも通っていないころでマンションから1戸建てに引っ越し、まだ住宅地として開拓されていない周りは空き地だらけ、ぽつぽつある家たちの合間を自転車で走り抜けて新しい地を探索していたのを覚えています。

その頃引っ越しと同時に今じゃもうレアな分厚いテレビから当時最新と言われていた薄型の大きいテレビに買い替え、母が集めていたビデオを流して当時映像の綺麗さにみんなで感動していました。

その流していた映画の一つが天使にラブソングを…です。

ナイトクラブで歌手をしているデロリス(ウーピー・ゴールドバーグ)は、大物マフィアのボスであるヴィンス(ハーヴェイ・カイテル)の愛人であった。しかし、ヴィンスが裏切り者を殺すところを見てしまったため、マフィアから追われる身となってしまう。重要参考人として警察に保護されたデロリスは、ヴィンスの裁判が始まるまで修道院でかくまわれることに。自由奔放なデロリスは、尼僧として格式高い修道院で生活することとなる。始めはそんな堅苦しい生活に我慢ならないデロリスであったが、歌手だった経験を活かして、下手くそな聖歌隊を鍛え上げていく。そして、保守的な修道院長と対立しながらも、派手で自由な聖歌にアレンジし、修道院のシスターたちと音楽を通して友情を育んでいくのであった。しかし、マフィアがデロリスの居場所を遂に突き止めて……。

FILMAGA

原題は「Sister Act」

今作の主人公の歌手、デロリスがもっとよくできる、もっとみんなで楽しみましょうよ!と、とても命を狙われているとは思えないくらいポジティブで明るいパワーで内気な聖歌隊を盛り上げていく。

そのパワーにだんだんと惹かれていく修道院のみんなが一致団結して最高の瞬間を迎えた時の感動、観ている私たちにも素晴らしい瞬間です。

修道院の人たちも控えめでしきたりに従う、そうすること以外の考え方ができない、環境がそうさせている部分、これは今の時代も全然あるかと。学校・職場の空気に合わせなきゃいけない、違和感を無視して自分の個性を押さえつける環境。

昔よりは遥かに自分を表に出せる時代ではあります。
が、今も根強く残ってます、昔からある大きい組織体制なら尚更。

一度パワーに溢れるものに触れた時の惹かれていく感情、与えられる影響、変化というものは何においても最初は恐ろしいけど、素晴らしい結果を生み出す可能性が莫大に広がる。

その希望に飛び込んでいく聖歌隊のみんなが可愛くて幸せになります。

またこの時代の映画の悪者ってコメディ感が強いんですよね(笑)
マフィアのボス・ヴィンスとその手下たちもかなりポップに描かれていて
まだ小学生にも満たない子供でも楽しく見れる2時間弱でした。

ウーピーの歌声が圧巻なんですよね。
黒人の音楽カルチャーは他にも影響を与えられた映画はたくさんありますが天使にラブソングを…も私がソウルやファンク、ゴスペルが大好きになったきっかけであるのは間違いないです。

“Hail Holy Queen”が一番皆さん聞いたことある、観たことあるとなる楽曲かと思いますが、まだ聖歌隊のみんながいいのかな…できるかな…などの不安がある中での終盤に向けての躍動感、一体感。感動しかないです。

登場人物全員の成長ドラマが見れる一作となっています。

世界もこんなに美しくきらきらと希望に満ちていて欲しい、と毎回思う作品で初めて観たあの日から何十年絶っても色あせない名作です。

是非ともいろんな年代の皆さんに、今の時代だからこそ見てほしい作品です。

あと余談ですが、天使にラブソングを…の影響で絶対に将来住むお家にジュークボックスを置くのが私の長年の夢になっています。

ジュークボックスから聞こえる好きな音楽を聴きながら感情のままダンスしたり、ゆっくりココアを飲みながら浸ったり…

叶える日を楽しみにこれからも頑張ります。

#映画日記 #映画 #音楽 #映画にまつわる思い出

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