【ブログ】夜の描写を変えてみた
普段ClipStudioを使って漫画を描いています。ClipStusioは機能が豊富なので、使いこなすことができればかなり便利だと思いますが、私は全くと言って良いほど使いこなせていません。
そんな私が夜の描写について考えた浅い知識を覚書程度に残していこうという内容です。なので、プロのイラストレーターさんはもちろん、神絵師と呼ばれる方々には読むだけ時間の無駄と言っていいくらいの代物ですし、間違った知識でもあると思います。私の知らないもっと良い方法が必ずあるハズですし。
そんなこんなで普段ClipStudioのHow toサイトやHow to本などを読まない私が自分自身で考えたり、他人の絵を見て良いなと思った手法を載せていきます。
よし、これでハードルは下がりましたな。笑
さて、ここからが本題です。で、今回は夜の描写ですが、まず漫画においてその場の空気感は登場人物の表情やセリフはもちろんですが、それ以上にコマのアングルやそれに伴う光の角度、間(ま)に現れると思います。
まずこちらのシーンをご覧下さい。
現在描いている「トレモロ」という漫画のワンシーン。牧本という男が主人公のサトシをバンドに誘うシーンです。物語に変化が起こる好きなシーンですが、どうにも雰囲気が出ないなとあまり納得がいっていませんでした。
しかし、特に修正するスキルもないのでそのまま投稿しました。
それから引き続き物語を進行させていると再度夜の描写をするシーンがあり、これまた物語の重要なシーンでした。
バンドメンバーが4人揃った状態で初めてスタジオ演奏した後に歩道橋の下で語り合うシーンです。
バンドメンバーたちの心にはメラメラと燃えるものがあるのですが、表面には出さずに、それでも全員が同じ方向を向いて共鳴しあっていることを表現したいと思ったシーンです。
このシーンはまず間を大事にしようと思い、バンドしようぜのシーンとは違って3ページくらい使って風景と人を交えて描きました。そして重要なのは、色を塗る際はレイヤーのベースの色を暗めにしたというところです。
それから自販機と街頭の光の位置を意識して、登場人物や歩道橋の淵の部分をあとから消しゴムで削るという作業をしました。すると何となく雰囲気のあるシーンが描けたと思い、個人的に満足できるものに仕上がりました。
だって、夜のシーンなのに今までは登場人物が白いままってどう考えても不自然でしたよね。暗い場所では人も暗くなる。でも真っ暗闇なんてよっぽどの田舎でない限りありえないのでどこかから光がさしているはず。だからそれを意識して消しゴムで削る。うん、考えてみれば当たり前だ…。
どうして今まで気付かなかったのだろうか。むむむ。
ということで、これからもズズズの成長を見守って頂ければと思います。そして、どこかに心優しい方がいらっしゃいましたらさらにレベルアップする良い描写方法があれば教えてくださいな♪
それではまた次回まで!シーユー!
無料漫画ですが、楽しいと思ってもえる作品を今後も送り出していけるようサポート頂けますと幸いです。どうぞ宜しくお願いします。