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ひさしぶりにカラオケ。

「カラオケでいいんじゃないかな〜」

友人がまっすぐ前を見据えながらそう言うので、わたしも目線を前に向け、辺りを見回す。

カラオケ館、カラオケ ビッグエコー、カラオケルーム歌広場、カラオケ パセラ、カラオケマック……。看板がたくさん目に入る。カラオケ激戦区だなあ。

映画を一緒に観ようと、高校から付き合いのある友人と2人で会った。そこで急遽、夕方にもう1本観ることを決めた。次に見る映画の上映時間まで、3時間ほど空いている。

スターバックスで最初に見た映画の感想を言い合いながら、1時間半ほど過ごす。けどお客さんも増えて来て、ずっとお店にいるのも気が引けたので退散。どう残り時間をつぶすか話しながら、2人で町中をぶらぶら歩く。

そうして目にしたのが、たくさんのカラオケチェーン店だった。「カラオケにしない?」という友人の提案に、「いいじゃん」と返す。

お店に向かう間「なんか若いな~」と思った。映画館に行って、スターバックスで軽く食べて、カラオケに行って、また映画館に行く。

高校生のときの休みの日に似ている。当時と違うのは自由に使えるお金が増えたことだろうか。ミスタードーナツがスターバックスに、1本の映画が2本に。

特にカラオケが、自分にとって「10代後半の娯楽」になっていることに気づいた。老若男女楽しむものなのに。たぶん、自分にとってのカラオケの思い出が色濃いのがその頃だからだと思う。社会人になってから、会食の2次会以外で誰かとカラオケに行くのがものすごく久しぶりで、ずいぶん行く頻度は低くなっている。

たった1時間、好きな曲を歌ってみたら、喉がとんでもなく疲れてしまった。高音の曲ばかり選曲してしまったのも理由かもしれないけれど、体力の低下を感じ震えてしまった。高校生の時は、フリータイムなんて当たり前だったけど、今は……。ああ、ちょっと悲しい事実にも気づいてしまった。

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