ハリポタ好きが呪いの子を本場ロンドンで見るまで。
ハリーポッターが昔から大好きな私が、イギリスに来たらしたかったことの1つが「ハリーポッターと呪いの子」の舞台を見ることでした。
16歳の頃から呪いの子を本場で見ることがずっっっと夢でした。
夢が叶うまで8年。ここまでの道のりを残していこうと思う!思ったより長くなったので、メインの舞台の感想は次回の記事で。
呪いの子との出会い
呪いの子の舞台脚本が出版されたのは2016年です。私は高校1年生でした。
呪いの子に特別な思いがあったわけではなく、最初は本も買うつもりはありませんでした。
でも、高校の図書館になんと呪いの子の本を置いてくださって!!
無料だし読んでみるか〜と軽い気持ちで借りました。
しかし読んでみると、みるみるうちにJKローリングの世界観に包まれていったのを覚えています。
大好きな主人公3人も出てくるし、マルフォイの意外な一面が見れたり、切ないスネイプ、切ないセドリックなどなど。
「ハリーポッター」を全部見ていたからこそ過去を巡っていくお話はよりファンにとって魅力的でした。
そしてロンドンで呪いの子が舞台として実写化(?)されると聞いて、これは見にいくしかない!!!と高校生の私は自分に誓ったのでした。
ネットで呪いの子の舞台の画像を保存しては、LINEのアイコンにしたり。
ハリーの息子の名前がダンブルドアの名前から取って「アルバス」と名付けられたのが気に入って、飼い猫を「アルバス!」と呼んだりしていました。(本当は違うのに笑)
いつかロンドンに行ったら呪いの子を見るんだ〜と、ふわっと思っていました。
大学時代の留学先は
大学生になったら留学しようと思っていました。
入学した学部は、2年生になったら留学が必須。面接やスコアの提出もなく、ほぼ確実に行ける制度でした。
その代わり留学先が選べませんでした。ランダムで振り分けられ、私はカナダと中国に留学することになったのです。
イギリスに本当は行きたかったけど、、まあカナダもいいな!と思っていました。
ですが、コロナが留学の機会を奪い、海外旅行すら行けない大学時代を過ごしました。
卒業旅行の時にはコロナも落ち着いていましたが、友達と話し合って卒業旅行は国内にしました。
しかし時間があるうちに海外旅行がしたかった私は、春休み中のイギリス旅行計画を立てました。
でも、1人で初海外は不安で結局スマホのメモに計画を残したままになりました。
イギリスは社会人になったら個人旅行で行こう、とまたイギリスへの夢が遠のいたのでした。
社会人になったらなったで、仕事が忙しく1週間以上の連続した休みは取れませんでした。
夏休みや冬休みに行こうと思えば行けたと思うのですが、仕事に疲れ切っていた私は長期休みは実家に閉じこもる生活をしていました。
そうこうしてるうちに呪いの子は日本でも上演されることになり、もちろん見に行きました。
日本公演も感動したのですが、やはりどこかで「ロンドンで」という夢は捨てきれませんでした。
ついに時が来た!念願のイギリス留学
社会の世知辛さを知った23歳の冬に私は仕事を辞めることを決意しました。
辞めた後どうするか?転職するにもやりたい仕事がない、、、そうだ海外、、海外にまだ一度も行ってなかったな、、、転職したらまた行けなくなる、、行くなら今しかない!!!!
と、2月くらいにふと思ったのです。笑
それからの日々はあっという間でした。仕事をしながら留学エージェント探しを始め、オンライン面談をしたり説明会に参加したりしました。
留学先は、絶対イギリス。4月から行きたい。出発まで約1ヶ月だったのでエージェントさんも素早く手続きをしてくださいました。
イギリスでしたいことリストをスマホのメモに書き出し、もちろん長年の夢である「呪いの子を見る」もリストに加えていました。
そしていよいよ出発し、ロンドンへと辿り着いたのです!!!
5時間の舞台に直面した問題
呪いの子の舞台は、1部と2部合わせて5時間の上演でした。日本ではもろもろカットされて、3時間半くらいです。
昼の13時〜15時半、夜の18時〜20時半。この2つを見て話が完結します。
そこでぶち当たった問題が、「舞台終わった後、夜に街を1人で歩くのが怖い!」ということです(小さくてすみません)
私はホームステイをしているのですが、住んでいる地域がちょいと治安悪めで。
レストランのドアが割られて大きな穴が空いてたり、知らないおじさんに手を振られたり、ちょっと怖いなと思っていました。
そして留学前に何度も「海外で夜遅くに1人で歩くな!」という注意喚起を目にしていたので、21時まわって外を1人で歩くのが怖かったのです。
21時が「夜遅く」に入るかどうかは個人の価値観かと思いますが笑、私は暗くなったら夜遅いのかなと思っています。
ロンドンは日が長いので20時半くらいが日の入りです。なので帰宅するときは真っ暗なんですね。
だから見に行くか迷いました。また家族旅行で来た時にでも行けばいいか、、今じゃなくても、、という思いがよぎったのです。
でも!ふと思いました。「いつこの舞台が終わるかわからない!!」ということです。
今は人気でロングラン上演中ですが、いつ終わるかわからないし、今度いつロンドンに来るかもわからない。だったら見るなら今しかないだろーー!と自分の中の松岡修造が叫んだのでした。
また、ここで見に行かないというのは16歳の自分を裏切る行為でもあります。また先延ばしにしていつまで私を待たせるんだ!と、高校生の私が怒りそうで。笑
それに高いお金を払って飛行機に乗ってわざわざ来ているのだから、行くしかない!
決めたら実行は早いのが私。その10分後にはチケットを買っていました。しっかり前から4列目の見やすい席をゲット。なぜか値段はちょっと安めでした。
そしていよいよ、呪いの子のパレスシアターに足を運びました。
思ったより記事がとても長くなったので、舞台の感想は次回に。笑
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